約 4,112,385 件
https://w.atwiki.jp/nitendo/pages/6596.html
ポケットモンスター クリスタルバージョン とは、【ゲームボーイカラー】専用のゲーム。 概要 追加要素 キャラクター 追加キャラクター 【ポケモン】 BGM 関連作品 移植・リメイク リンク コメント 概要 ポケットモンスター クリスタルバージョン 他言語 Pokémon Crystal Version (英語) ハード 【ゲームボーイカラー】専用 メディア ロムカセット ジャンル RPG 発売元 任天堂 開発元 ゲームフリーククリーチャーズ プロデューサー 岩田聡大和聡宮本茂石原恒和山内溥(エグゼクティブプロデューサー) ディレクター 田尻智(エグゼクティブディレクター)増田順一 プレイ人数 1~2人 発売日 2000/12/14 (日本) 値段 GB 3,800円(税別)3DS 1,111円(税別) レーティング CERO A(全年齢対象) 対応機能 通信ケーブルポケットプリンタ赤外線通信モバイルアダプタGB シリーズ ポケットモンスターシリーズ 移植・リメイク 3DS 【バーチャルコンソール】 日本販売数 約187万本 【ゲームボーイカラー】専用ゲームとして発売された、【ポケットモンスター 金・銀】のマイナーチェンジ。日本国内においては数あるポケットモンスターシリーズ中、タイトル名に唯一「バージョン」が入る。 金・銀に登場した伝説のポケモン・【スイクン】をパッケージに添え、カートリッジは水色の特別仕様のものを採用。また、金・銀とは異なりカラー専用である。 ストーリー中にはスイクンとそれを追う謎の青年【ミナキ】が登場し、金・銀とは少し異なるストーリーを楽しめる。 新たな仕様として女性主人公をシリーズ初採用。他にも「わざおしえ」が初登場、ポケモンが出現時にアニメーションを行うといった具合に後のシリーズに採用された要素も多く登場する。 更にモバイルアダプタGBと連動し、シリーズ初のオンライン対戦も行えるようになったが、普及率や制限時間の関係でほとんど浸透することはなかった。 国内売上は約187万本と高水準ではあるが、金・銀と比較すると大幅に落ちており、ポケモンブームが下火気味になっている事を証明する結果となった。 本作のリメイクは行われていないが、金・銀のリメイクである【ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー】には本作の追加イベントが収録されている。 ※ストーリーや原作からある要素は【ポケットモンスター 金・銀】の記事を参照。 追加要素 スイクンを巡る話新キャラクター・ミナキと共に各地でスイクンを巡るイベントが追加。最終的にはプレイヤーが捕獲できる。このスイクンは「ほえる」を覚えていないうえに逃げることはないため、安心して捕獲ができる。また、スイクンに加え、ライコウ・エンテイも捕獲しないと、スズのとうに登れずホウオウに会うことができない。 アルフの遺跡の拡張アルフの遺跡のパズルの先にアンノーン文字が描かれた部屋が追加された。 女性主人公ゲーム開始時に新たに女の子の主人公を選べるようになった。性別によってゲーム内容が変わったりする事は無い。以降のシリーズもこの仕様が継続される。 土地名の字幕表示別のマップに移動すると土地の名前が出るようになった。 ポケモンのアニメーションポケモンが出現したやステータスをみた際に、3枚の差分イラストでアニメを行うようになった。なお「ねむり」状態のポケモンはアニメーションを行わず、鳴き声も出ない。その後のシリーズにはしばらく採用されていなかったが、【ポケットモンスター エメラルド】で再び採用され、以降のシリーズではおなじみの要素となる。 わざおしえシリーズ初のわざおしえが登場。コガネシティで「れいとうビーム」「10まんボルト」「かえんほうしゃ」を教えてもらえる。これらのわざはオスのポケモンが覚えていれば、生まれてくるタマゴのポケモンにも引き継がれる。 野生ポケモンの分布変更、覚えるわざの変更【ポケットモンスター ピカチュウ】同様、一部のポケモンの分布が異なったり、新しいわざを覚えるようになったりしている。特にマリルとブルーが極低確率での出現+大量発生での出現率アップがなくなって、簡単に出会えるようになった。 アオイのあいことばラジオに新たな番組として「アオイのあいことば」が追加。アオイ?の出したあいことばをラジオ塔で伝えるとポイントが入り、貯めたポイントでアイテムと交換できる。 電話登録イベントの強化従来は汎用的な会話だけだったり、勝負の申し込みか大量発生しか発生しなかったトレーナーとの電話が全て一新。一人毎に異なった話題を喋ってきたり、道具をくれるなどのイベントが発生する場合もある。トレーナーによっては特定のポケモンを手持ちに入れないと登録してくれないことがある。 履歴機能本作で捕まえたポケモンには「出会った場所と時間帯」「出会った時のレベル」がポケモンごとに記録され、出会った場所で同じ時間帯に戦闘するとなつき度が上がりやすくなる。詳細はタンバシティの「おみとおしばあさん」から聞くか、ポケモンスタジアム金銀の研究所でステータスを見ることで確認できる。同じクリスタルか金・銀に送った場合は履歴は残るが、赤・緑・青・ピカチュウに送ると履歴は消されてしまう。後のシリーズにも「トレーナーメモ」として続役しているが、なつき度が上がるシステムは廃止されている。 モバイルモードモバイルアダプタGBと接続する事でモバイルモードへと切り替わり、オンラインの機能を利用できる。このモードでなければ追加施設バトルタワーを利用できない。ポケモンのタマゴを受け取れたり、セレビィを入手できたりと様々な特権があった。海外版ではこのシステムは搭載されず、バトルタワーはオフラインでプレイできるようになっている。 金・銀からの変更点 ガンテツのボール作りが1~99個までまとめて作ってくれるようになった。性能自体は変更されていない。 36番道路のキキョウ側に草むらが追加されるなど、一部地形の変更がされた。特に氷の抜け道はマップチップが変更されたり、滑る箇所の難易度が低くなった。 アイテムボールも多く追加されている。 通信交換イベントのうち、きんにくと交換するポケモンが【ケーシィ】に変更になった。34・35番道路に出現する【スリープ】が夜にしか出現しなくなったことによる変更と思われる。 キャラクター 追加キャラクター 【クリス】(女主人公)新たに登場した女主人公。なお、本作の時点では男性?でもクリスがデフォルトネームなのだが、後の作品では女性主人公の名前として定着されている。 【ミナキ】スイクンを追う謎の青年。 【アオイ(ポケットモンスター クリスタルバージョン)】?ラジオ番組「アオイのあいことば」のパーソナリティ。 わざおしえオヤジ殿堂入り後、水・土曜日のコガネシティのゲームコーナーに立っており、4000コインと引き換えに「かえんほうしゃ」「10まんボルト」「れいとうビーム」のいずれかを覚えさせてくれる。覚えさせてくれるのは、一日一回いずれかのわざ1つのみ。覚えさせた後はゲームコーナーの中に入る。 【ポケモン】 【スイクン】本作ではパッケージポケモンになった。 【セレビィ】幻のポケモン。モバイルアダプタGBのイベントで配布された。 他のポケモンは【ポケモン】/一覧1の0001~0251を参照。 『金・銀』ではバージョンによって異なっていたライバルの名前は、空欄入力だと「シルバー」となる。 BGM 殆どが『金・銀』と同じなので追加曲のみ掲載。追加曲以外は『金・銀』を参照。 戦闘!スイクンスイクンとの戦闘BGM。シリーズ初の専用の野生ポケモンとの戦闘BGMとなった。この曲名だがライコウ・エンテイもこの曲が使われる。 関連作品 【ポケットモンスター 金・銀】 【ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー】 【ポケモンスタジアム金銀】? 【ポケットピカチュウ 金銀といっしょ!】? 【ポケットモンスター ルビー・サファイア】…次回作 移植・リメイク 【バーチャルコンソール】2018/01/26に【ニンテンドー3DS】で配信された。バーチャルコンソールのポケットモンスターシリーズでは最も遅い配信となり、最後に配信されたバーチャルコンソールのタイトルとなった。ダウンロードコードが付属しているパッケージ版も同時発売。こちらは当時のパッケージが再現されている。付属品は金・銀と同じだが、新ポケモンが掲載されているポスターにセレビィが追加されているという違いがある。バーチャルコンソールには原則として存在しないワイヤレス通信を特別に搭載している他、バーチャルコンソール版『赤・緑・青・ピカチュウ』とのタイムカプセル、「ふしぎなおくりもの」の赤外線通信も再現されている。それと同様に【ポケモンバンク】にポケムーバーを使用してポケモンを送る事も可能。仕様上、モバイルモードは再現されていないが、セレビィの関連イベントは通常で発生するようになっている。そのためモバイル限定のアイテムとタマゴけん関連はもちろんのこと、入手方法にスタジアムシリーズが絡む、一部の模様替えグッズが実質的に入手不可能となっている(*1)。思い出きろく帳や中断中のタイトル表記では「ポケットモンスター クリスタル」と「バージョン」の部分が省略されている。 リンク 任天堂の公式ホームページ ポケモンの公式ホームページ コメント 赤・緑が後に青等が出た実績から、金・銀も「後に銅が出る!」と誰も彼も予想していた事を壮大に裏切ったバージョンだったりする。 - 名無しさん (2021-06-27 10 59 52) 貴金属に詳しい人では「白金」と予想した人もおり、これは後にダイヤモンド・パール・プラチナ(白金)として実際に出た。 - 名無しさん (2021-10-30 12 01 51) 名前 全てのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/sekadan/
2chのまとめ用に作成しました。 世界樹シリーズやシレンシリーズのwikiを参考に、両ファンが見やすいwikiを目指しましょう。 『世界樹と不思議のダンジョン2』の攻略情報は、世界樹と不思議のダンジョン2Wikiへどうぞ。 『世界樹の迷宮』の攻略情報は、世界樹の迷宮Wikiへどうぞ。 『世界樹の迷宮II 諸王の聖杯』の攻略情報は、世界樹の迷宮2Wikiへどうぞ。 『世界樹の迷宮III 星海の来訪者』の攻略情報は、世界樹の迷宮3Wikiへどうぞ。 『世界樹の迷宮IV 伝承の巨神』の攻略情報は、世界樹の迷宮4Wikiへどうぞ。 『世界樹の迷宮V 長き神話の果て』の攻略情報は、世界樹の迷宮5Wikiへどうぞ。 『世界樹の迷宮X(クロス)』の攻略情報は、世界樹の迷宮XWikiへどうぞ。 『新・世界樹の迷宮 ミレニアムの少女』の攻略情報は、新・世界樹の迷宮Wikiへどうぞ。 『新・世界樹の迷宮2 ファフニールの騎士』の攻略情報は、新・世界樹の迷宮2Wikiへどうぞ。 発売元 アトラス 開発 スパイク・チュンソフト 対応機種 ニンテンドー3DS ジャンル ダンジョンRPG セーブデータ数 1つ(別途中断セーブ1つ) 公式サイト http //sq-atlus.jp/sfd/ 発売日 2015年3月5日 希望小売価格 パッケージ版:7,538円(税込)ダウンロード版:6,980円(税込) 対象年齢 CERO B(12歳以上対象)
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/4738.html
不思議のダンジョン 風来のシレン外伝 女剣士アスカ見参! 【ふしぎのだんじょん ふうらいのしれんがいでん おんなけんしあすかけんざん】 ジャンル ローグライクゲーム 対応機種 ドリームキャストWindows 98~7 発売元 【DC】セガ【Win】チュンソフト 開発元 ネバーランドカンパニー 発売日 【DC】2002年2月7日【Win】2002年12月20日 定価 【DC】7,140円【Win】オープン価格 廉価版 【Win】ベストプライス版2004年2月27日/オープン価格 判定 良作 ポイント 「不思議のダンジョン」シリーズ不朽の名作ただし現在プレイするにはハードルが高い多彩なダンジョンとそれを彩る豊富なゲームシステムハイリスクノーリターンなバットカンガルー系 風来のシレンシリーズ関連作品リンク 概要 ストーリー 評価点 特長 新アイテム・新モンスター 新ダンジョン 賛否両論点 問題点 総評 余談 概要 『風来のシレン2 鬼襲来!シレン城!』に登場した旅仲間、アスカが主人公を務める外伝。その為、シレン本人はアスカや相棒のコッパから名前が出る程度で登場しない。 DC版発売の約10ヶ月後、ダンジョンを追加したWin版が発売された。ちなみに、その間には『トルネコの大冒険3』が発売されている。 Win版では『風来のシレン 月影村の怪物』に次ぐ2作目。フェイの問題作成キットなども継承されている。 ストーリー 風来人としての実力や見聞を深める為、旅を続けている主人公アスカ。 たまたま滞在していた天輪国のひとつ「十六夜の村」では、半月前から奇妙な事件が相次いでいたという。 村の上流から毒が流れてきた事。地域でモンスター退治を生業としていた「鋼賀忍者」が、村人を襲い物資を強奪していた事。 そして、村の上流には鋼賀忍者の集落があるという。これは偶然とは思えない。 一宿一飯の恩に報いる為、シレンと別行動をしていたコッパと共に、アスカは騒動の解決の為に立ち上がるのであった。 コッパとシレンはお互いの修業の為に別行動をとっている。そして、コッパはたまたま十六夜の村にアスカ同様滞在していたのであった。 やがては、十六夜の村だけでは及ばない天輪国大陸全土に及ぶ大事件に巻き込まれる…。果たしてアスカとコッパは見事解決できるのであろうか? 時系列的には『シレン2』と『シレン1』の間に位置する。 評価点 特長 初心者から熟練者まで全プレイヤーに配慮したシステム チュートリアル代わりの簡単なダンジョンから始まり、徐々に難易度高めのダンジョンに移行するシステムを取っており、非常にプレイしやすい。 特にWin版は、さらに難易度の低い「鍛錬の押入」というダンジョンが用意されており、初心者でも安心して遊べる。 そして、熟練者が欲する高難易度ダンジョンも登場。難しいだけでなく、個性的なシステムが組み込まれている。詳しくは下記。 シナリオは敵味方問わず個性的なキャラが豊富。アニメーションも要所で発生する。アニメーションはシリーズ初の試み。 見習いくの一ミナモ、司祭のコヨリといった味方はもちろん、敵役のティナやネムリーまで女性キャラが多く印象深い。 シレンは基本的に喋らない主人公だったが、アスカは普通に話すので会話もなかなか面白い。「きゃあ」と女性らしい悲鳴をあげる珍しいシーンの他、敵であるティナにお見合いを勧められて困惑して逃げるなど、コメディ要素も多め。 主人公のアスカといい、女性が中心となって展開する風来のシレンであると言える。もちろん、男性キャラも個性がキチンと立っている。 過去作で好評だったゲームシステムが集結。もちろん、本作から新たに登場した機能もある。 『シレン2』にあった「異種合成」「両手持ち装備」「iダッシュ」「未識別の杖の振り回数表示」などは本作でも健在。Win版では「装備品かけ」も復活。飾った装備が使えなくなることがなくなり、気軽に飾れるようになった。 『シレンGB2』にあった「祝福」と「共鳴」が続投。『GB2』では実質持ち込み可能ダンジョンの最強装備専用だった「腕輪が壊れなくなる」共鳴は、持ち込み不可ダンジョンでも入手できる「金の剣&金の盾」の共鳴に引き継がれた。 『トルネコ2』にあった「1回目の風が吹くとフロアの視界が明るくなる(あかりの巻物と同効果)」仕様が復活。満腹度に余裕がある場合は、あえて風が吹くまで最初の部屋で待ち、風が吹いて明るくなってからフロアを探索するという戦法が生まれた。 『トルネコ2』にはあったが『シレン2』にはなかった、「あきらめる」コマンドと「ダンジョン再挑戦」機能が復活した。 過去のメッセージログを確認できる「メッセージ履歴」が初登場した。『シレンDS』『トルネコ3』『ポケダン』など様々なシリーズに引き継がれている。 「識別の巻物」のラッキー全識別効果が発動した際、壺の中身を含めた全ての所持アイテムを識別してくれるようになった、などの親切な改良点も。 風来救助隊は健在で、救助に成功すればご褒美がもらえる。Win版ではオンライン救助が、DC版及びオフラインパッチを当てたWin版ではパスワードでの救助が可能。 本作に限った話ではないが、道中に有用なアイテムがある救助パスは「便利パス」と呼ばれ、ネットで様々な便利パスが公開された。更に「道中で中断セーブを行うと再び同じパスワードで救助に行ける(通常は救助に成功すると同じパスワードは入力できない)」というバグのため、アイテム収集に重宝された。 復活の呪文とお礼の呪文は、最終階での行動によって決まる。つまり、最終階で決まった動きをして救助する事で、狙ったご褒美アイテムを入手することが出来る。ご褒美アイテムは後述の風魔石などの非常にレアなアイテムを貰える事があるため、こちらも便利パスとして重宝された。 新アイテム・新モンスター 『シレン2』の「モンスターの壺」を更に発展させた「エレキ箱」 モンスターを模った自動人形。モンスターの壺と同様に押して自動で戦わせる他に、アスカ自身が装着して能力や技を任意に使うことも出来る。 エレキ箱には印のような補助効果がある「回路」を装着できるほか、アスカと同様に経験値を貯めるとレベルアップもする。 エレキごとに決められたレベル上限まで上げると、改造でランクアップが出来る。Lv50あなぐらマムルの箱→Lv1洞窟マムルの箱のような具合。 そして倉庫で登録さえしてしまえば、何回紛失しても弱体化なしで復活する頼もしい相棒。 ただし、装着してHP0になったらアスカはそのままやられるし、装着時は満腹度の減りが異常に速い(通常の5倍の速度で腹が減る)。 エレキ箱自身のHPが0になると故障してしまい、修復しない限り使えなくなる…と過信はできない、それが『風来のシレン』らしい見事なバランス取りである。 このエレキ箱の存在により、モンスターを集めて地道に育てていく「育成ゲーム」としての楽しさが新たに加わっている。 アイテム持ち込みが自由であるダンジョンや、エレキ箱限定で何個でも持ち込める「ブフーの試練」などは、鍛え上げたエレキ箱を多数持ち込んで制圧してしまうこともできる。 しかし、Win版で追加された持ち込み不可ダンジョン「骨心魔天の挑戦」では、エレキ箱の活用スタイルは「その場に落ちている箱を拾ってレベル1から育てていく」という形になるため、決してラクではない。 飛び道具を扱うエレキ箱のAIが賢い。 敵の場合は射程外だろうが途中に障害物があろうが意味もなく飛び道具を撃つが、味方はそういうことはしない。 あくまで「敵に当たるかどうか」だけで判定を行っているため、オヤジ戦車系や馬武者系は味方を巻き込むこともある。 しかし、アイアンヘッド系やムーロン系は安心して使うことができ、それだけでも大きい。 『シレン2』では「マゼルン」という合成モンスターがいたが、本作では「怪盗ペリカン」という似て非なる合成モンスターが登場した。 怪盗ペリカンはマゼルンと同様に投げたアイテムを合成してくれるが、名前の通りアイテムを吸い込むとアスカから逃げ出してしまう。また「トドの盾」を装備していないとアスカの持ち物を盗まれ、勝手に不本意な合成をされることもある。 レベル3以上の怪盗ペリカンは常時2倍速で行動するため倒すのにも合成するのにも苦労するが、その分合成できるアイテム数も多い。『2』では4つ合成できる「マゼゴン」は50F以降にしか出なかったのだが、本作で4つ合成できる「怪盗ペリカン3世」は20Fとかなり浅い階層から出てくる。 以上のように厄介な存在だが、マゼルン種の高レベルは合成モンスターというより投擲を飲み込んで無効化する高火力高耐久モンスターの側面を持ち合わせているシリーズもあり、低耐久かつ適当なアイテムを投げて食わせるだけで勝手に逃げてくれるという点ではマゼルン種よりも優しい存在ともいえる。 レア度・実用性ともに高い「風魔石」がコレクター魂に火をつける。これ自体は投げて1000ダメージ以外の効果はないが、特定のアイテムとペリカン異種合成をすると非常に高い効果が発揮される。 武器・防具 印数が増える(最大16)。『シレン2』や『トルネコ3』における「白紙の巻物」の異種合成と同効果。 腕輪:☆マークが付き絶対に壊れなくなる。 某エレキ箱LV99 最強クラスのエレキ箱が完成する。 入手法はDC版では基本的にイベントと「白蛇島クリア」しかなかった(*1)為、これを集めた数が一種のステータスになっていた。 Win版は「銀猫魔天の挑戦」で買いまくれるので、それもWin版のメリットになっている。 その他の新アイテムも見逃せない。 「根性の竹刀」や「正面戦士の盾」など、使いこなせば強力だが欠点も存在するバランスのいい装備が多い。 根性の竹刀という武器は、100回素振りをすると力の最大値が1上がるという能力がある。当然手間がかかるし根気も要求されるが、ひたすら素振りをして力上げに専念すれば、ダンジョン攻略がかなり楽になる。 正面戦士の盾は、『シレン1』に登場したモンスターである正面戦士の能力を再現した盾。背後からの攻撃に弱くなるという欠点はあるものの、正面3方向からの攻撃には絶大な防御力を誇る。 「ねがいの腕輪」や「身代わりの腕輪」は、腕輪が壊れる本作だからこそのアイテムと言える。 ねがいの腕輪は装備中は何も効果がないが、「壊された時」にいい事が起こるミサンガのような腕輪。本作の腕輪が壊れる仕様とうまくマッチしている。 身代わりの腕輪は「装備中に倒れた時のみ1度だけ復活できる」というアイテム。「復活の草」のようにただ持っているだけでは意味がない。かといって、常時装備しっぱなしにしていて敵からの攻撃で腕輪が壊れてしまっては本末転倒。プレイヤーが使いどころを見極める必要がある。 『シレンGB2』では「おにぎり状態のシレンが炎や爆風を受けると焼きおにぎりになって即死」というネタ要素があったが、本作では「焼きおにぎり」がアイテムとして登場した。炎や爆風の攻撃をアスカが受けると、持っているおにぎりが焼きおにぎりに変化する。 焼きおにぎりは満腹度だけでなくHPも回復する効果があるため、序盤は回復手段として重宝する。 「まずそうなおにぎり」も、焼きおにぎりにしてしまえばデメリットなく食べられるため、食糧管理が容易になった。 なお、本作ではアスカがおにぎり状態で炎や爆風を受けても即死することはないので、その点も安心。 倒されたり燃やされて紛失しても、失ったダンジョンや特定の場所で弱化する事なく復活する装備品(*2)がある。 本編クリア後の話だが、セーブデータがコピーできない為に鍛えに鍛えた装備品が無くなる事を恐れたプレイヤーへの配慮とも言える。 その装備品の性能そのものも最強ではないものの、それに次ぐ第二位の性能と高い為ありがたい。 とは言っても、回収する際にまたやられては元も子もないので、エレキ箱を持ち込んだほうが無難ではある。 新ダンジョン 今作の最大の目玉は、以下のような個性的で質が違う数々のダンジョンである。 鋼賀の隠し穴 アイテムを持ち込み可能だが、1Fから強敵が出現するダンジョン。 ダンジョン中に全くアイテムが落ちていないため、何を持ち込むかが重要視される。 アークドラゴンとデビルカンガルーが重複出現する階層や、ミドロ系やアストラルデビルばかり出現する厳しい階層もある。 とはいえ、『トルネコ3』の「不思議の宝物庫」のような理不尽な難しさではなく、クリアするだけなら極端に装備を強くする必要はない。 のだが、このダンジョンのスコアは持ち込んだアイテムの合計価格が高いほど下がる仕様になっている。 そのため、ハイスコアを狙うためにはできるだけ少ない持ち込みでクリアしなければならない。 無論、狙いすぎて返り討ちに遭った人は多い。 50Fクリア時に、レア装備「剛剣マンジカブラ」・「風魔の盾」・「ケンゴウのカタナ」の中からランダムで1個貰える。 このダンジョンの特定の階層の店で売っている貴重なアイテムが存在する。特にDC版では、ここでしか手に入らない超レアアイテムである。 ムラドの試練 旧作でいうフェイの問題のようなパズルダンジョン。後半の問題はやや難易度が高い。 20問解くとクリア。その後は50問まで拡張される。全て解くとご褒美が1コだけある。 カカ・ルーの試練 旧作でいうと掛軸裏の洞窟、中腹の井戸。つまり罠を敵にかけたり、自分で罠を持ち運んで仕掛けたりする。 ワナを敵の足元に投げて発動させる「ワ投げ」コマンドのおかげで、ワナにかからない浮遊系モンスターに悩まされる事は減った。 装備品が弱い一方、敵が強くなるのが速い。特に12Fから登場するアースニードルが脅威。 16Fのボスを倒してクリア。その後は50Fまで拡張されるが、敵の強さは99F並であるうえ恐怖のアークドラゴン+デビルカンガルーコンボが・・・ Win版の配信ダンジョンで難易度を上げた『銀猫魔天の挑戦』がある。 99Fまで拡張された上に、敵の強くなるスピードは同様のためやはり難易度は高い。 一方であの風魔石が店で売られているため、マニアによく挑まれるダンジョンである。 ワナ師の腕輪があれば、他のダンジョンでも同様に罠を拾い罠を敵にかけることが可能である。 ブフーの試練 上記にあるエレキ箱を駆使するダンジョン。エレキ箱のみ、持ち込みが自由である。 ダンジョン中ではエレキ箱や、それに取りつける回路が大量に手に入る。 エレキ箱以外のアイテムでも、イカリの杖、倍速の杖、回復の杖など、サポート系のアイテムが多く手に入る。 20階のボスを倒してクリア。その後、99階まで拡張される。99階にはご褒美が? 鍛え上げたエレキ箱を存分に活躍させられる晴れ舞台。また、レアなエレキ箱や回路を探すための場でもある。 Win版の配信ダンジョンでは、難易度を上げた『骨心魔天の挑戦』がある。 持ち込み不可になった代償として、より強力なエレキ箱や回路が手に入るようになった。 中ではカラクリ技師「バリバリ」がたまにうろついており、彼にギタンを支払うことでエレキ箱の強化や修理をしてもらえる。 クロンの試練 新システム「秘技」を駆使しながら挑むダンジョン。仲間キャラの同行も可能。 ダメージを受けたり、ターンが経過したりすると「気力」ゲージが溜まっていき、これを消費することで秘技が使える。 気力が最大の状態でしばらくターンが経過すると「気力万全状態」になるが、その万全状態でないと使えないものも。 HPを回復する「深呼吸」や、満腹度を回復する「霞飯」をはじめとして、秘技の数はなんと70種類以上。 秘技は秘技書を使って習得する。ダンジョンには秘技書のみ持ち込み可。 秘技によっては、何度も使っていると上級の秘技を思いつくことも。 ダンジョンを出ると秘技は忘れてしまうが、秘技は何度も使っていると極めることができ、極めれば忘れない。 16Fのボスを倒すとクリア。クリア後、99Fまで拡張される。 Win版の配信ダンジョンで難易度を上げた『鳥飛魔天の挑戦』がある。 極めたはずの秘技もここでは忘れている。仲間キャラを連れていくことはできない。 装備品が「使い捨ての剣」と「使い捨ての盾」しか出ないという、厄介な仕様のダンジョン。 一方で気力の回復・万全状態になるターン数が短くなっており、特に万全でないと使えない秘技を極めたい時に利用することも出来る。 『気力の腕輪』があれば、他のダンジョンでも同様に秘技が使用可能である。 ドラスの試練 武器や盾があまり手に入らず、杖や巻物を駆使するダンジョン。 道具持ち込みは一切不可能だが、仲間キャラを連れていくことが可能である。 18階のボスを倒してクリア。その後、99階まで拡張される。 装備が弱いのに敵は白蛇島などと同様に強くなっていくため、いかに杖や巻物、仲間キャラを有効に使うかがカギである。 Win版の配信ダンジョンで、難易度を上げた『幽幻魔天の挑戦』がある。 ここは仲間が強制的に一人付いて来る上、仲間が倒れてもゲームオーバーになるため、かなりの難易度である。 ギトーの試練 壊れないつるはしである「サトリのつるはし」を最初から持っている。ダンジョンに通路がなく、これを使って壁を掘りながら進んでいく。 ほぼ毎フロアにモンスターハウスと店がある。 落ちているアイテムの分布は草系に偏っており、中でも薬草・弟切草の出現率が高い。最大HPをどんどん増やすことができる。 店では様々なアイテムが売られているが、ダンジョン内であまりギタンは手に入らないため、泥棒が重要になってくる。 モンスターハウスをどう乗り切るか?店でどう泥棒するか?がカギ。 敵が強くなるのが異常に早いが、店の強力装備とモンスターハウスを乗り切って経験値を稼いでいればいけるはず。 16Fのボスを倒してクリア。ダンジョンは拡張されない。 Win版の配信ダンジョンで、難易度を上げた『猿奇魔天の挑戦』がある。 50Fまで拡張され、相変わらず敵が強くなるのが早い。 『トルネコ3』の「とじこめ投げ」に似た、ねだやしの巻物投げがある。決して気を抜いてはならない。 リーバの試練 アスカのレベルが1、最大HPが30に固定されている。アイテム持ち込みが5個まで可能。 ただしエレキ箱装着中はHP30以上にできるため、鍛えたエレキ箱を持ち込めば比較的簡単にクリアできる。 エレキ箱を使わずとも、強力な装備を持ち込んでのクリアも可能。ただし、オヤジ戦車の砲弾のような固定ダメージが脅威となる。 Win版の配信ダンジョンで『冥炎魔天の挑戦』があるが、ボスの名前を冠しているだけで共通点は少ない。最大HPが250までという「限界がある」のみ。 しかし、このダンジョンの恐ろしさは別にある(後述)。 星華の大筒 本編最後のダンジョンだが、持ち込みと仲間の連れ込みは自由。 4F毎にこれまで戦ったボスが登場。36Fでラスボスとの最終決戦が行われる。 持ち込み自由の上に特殊ルールもないため、他の試練のほうが苦戦したという人も多い。 白蛇島 いわゆる「もっと不思議のダンジョン」。最初の3フロアと最後の2フロアはシャッフルダンジョンで、その間は全て階段上昇型のランダムダンジョンである。 低確率ではあるが、従来のシリーズでは店限定アイテムだった超不幸の種が床落ちしている。そのため、迂闊に草の飲み識別をすると危険。 本作ではモンスターのHPが全体的に高めであり、終盤になるとHPが200もある雑魚敵がぞろぞろ出てくる。恒例の凶悪モンスター、アークドラゴンに至ってはHP300と恐ろしく高い。シハンやノロージョの母も異様にタフで侮れない。 従来の作品では基本的に自然発生しなかった強敵、ねむり大根も登場する。他にも透明・3倍速・壁抜けと3拍子揃ったアストラルデビルなど、難敵が多い。 シリーズ経験者であれば、これらの説明だけでも十分高い難易度が予測できるだろう(事実歴代の中では高い方)。 しかし、上記の項目で説明した「根性の竹刀」を始めとする強力なアイテムが登場するため、それらを活用すれば意外と簡単に踏破可能。が、Win版ではさらに…。 裏白蛇 Win版で追加された、白蛇島のバランスを調整した高難易度ダンジョン。 敵の初期配置とワナの数が大幅に増加。中盤以降のワナチェックはほぼ必須。 白蛇島に登場した強力なアイテムが一部出現しない。 有名な物で言うと、「根性の竹刀・身かわしの盾・透視の腕輪・よくみえの腕輪・白紙の巻物・ねだやしの巻物」が挙げられる。 さらに、シリーズにおける必須アイテムである「保存の壺」の出現率が激減。少ないアイテムでの苦戦を強いられる。 他の敵を倍速+特技使用優先+攻撃力UPさせるデビルカンガルーの出現階層と出現率が上昇。 一方で、こちらに有利な合成モンスターである怪盗ペリカン系の出現率は逆に低下。序盤は半分以下にされてしまっている。 受けるダメージは1のみなのにHP10という強敵の「しろがねマムル」も登場。それに加え、状態異常無効+倍速+高火力という鬼性能の「おうごんマムル」も登場。 DC版ではこの2体は普段戦わなくていい、という隠しキャラ的存在であった。たかがマムルと思うと地獄を見る。 言うまでもないが、難易度は相当なもの。おそらくシリーズでもトップクラスの難易度の「もっと不思議のダンジョン」であろう。 一方、カンガルーの出現階層が異なる、落とし穴で下の階への早降りが可能など、ごく一部ではあるが白蛇島より優しくなっている部分もある。総合的にはこちらの方が難しいのは言うまでもないが。 いくつかの配信ダンジョンはこの裏白がベースである。 他にもWinの配信限定で様々な週替わりダンジョンがある。全11個で、いずれもインパクトのあるダンジョンばかり。「週替わり」の名の通り、オンラインサービスがあった発売当初は遊べる期間が限られていたが、現在はオフライン対応パッチによりいつでも遊べるようになっている。 巣窟効率勝負 壺とエレキ箱以外のアイテムを5つまで持ち込めるダンジョン。全15Fと短いが、全階層にモンスターハウスが出る。 毎フロアそれぞれテーマに沿った魔物が登場。ゴースト系やドレイン系ばかりのフロアから、マムル系しか出ないフロアもある。 ダンジョン内に落ちているアイテムの全てが装備品。超レアなものが拾える場合も。 スコアは魔物を倒した数で登録される。 巣窟効率五箱勝負 エレキ箱のみ5つまで持ち込めるダンジョン。それ以外の仕様は「巣窟効率勝負」と同じ。 登録したエレキ箱は失われないため、倒れたとしても事実上失うものは何もない。短いこともあって気軽に挑める。 もろ手狩り 全30F。両手持ちの武器や盾しか装備できない珍しいダンジョン。 如意棒やグランドカウンターなど、強力な両手持ち装備が手に入ると楽になる。 女勘定奉行 全30F。床に落ちているアイテムはギタン(お金)のみで、ギタン投げで敵を倒しながら進むダンジョン。 ギタン投げが効かない火炎入道や、投擲を反射するうしわか丸系モンスターが天敵となる。 自由経済活動 全30F。床に落ちているアイテムはギタンのみで、店で他のアイテムが入手できる。 店はほぼ全フロアに出るが、店番は大店長(*3)なので泥棒が難しくなっている。 「ガマラのムチ」と「ガマラの盾」が初期装備として支給される。 『シレン4』の不思議の商店街や『トルネコ2』の迷いの森と、ダンジョンの趣旨がよく似ている。 無明地獄 全99F。白蛇島がベースだが、出現する全てのモンスターがエーテルデビル系のように透明状態になっており、正体が分からない敵と戦う事になる。 反面、アイテムは全て識別済みで出現するので、白蛇島より簡単な部分もある。 からくり白蛇島 全99F。裏白蛇島がベースだが、カカ・ルーの試練のように敵をワナにかけることができる。 ワナが味方になる裏白蛇島と言った感じで、難易度は意外と低い。 ファイト一発 全99F。裏白蛇島がベースだが、クロンの試練のように秘技を使える。 こちらも、強力な秘技を習得すれば裏白蛇島より楽に攻略できる。 一致団結 全99F。裏白蛇島がベースだが、仲間キャラが4人全員ついてくる。仲間が1人でも死んだらゲームオーバー。 仲間全員に気を配っていないといけないため、裏白蛇島以上に難しい。 ガチンコ万歩計 全99F。白蛇島がベース。10000ターンでどれだけ潜れるか競うダンジョン。 最高記録の99Fに到達するのは至難の業。一致団結や冥炎魔天の挑戦と並ぶ、本作の難関ダンジョンの一つである。 万歩の経験 全99F。ダンジョン内容はガチンコ万歩計と全く同じだが、こちらは10000ターンでどれだけアスカが経験値を稼げるかを競う。 レベル99まで上げるのはまず不可能だろう。99F到達が至難の業なのも同様。 試練系ダンジョンが7つ、天輪国初級・天輪国上級・鋼賀の隠し穴・星華の大筒・白蛇島で、DC版だけでもダンジョンは計12個。 Win版で追加されたのは鍛錬の押入・裏白蛇島・6つの新たなる挑戦・週替わりダンジョン11つ。全て合わせて31ダンジョンという大ボリュームである。 賛否両論点 ダメージの計算式が、割合軽減ではなく引き算形式となった。 アスカの防御力が10、モンスターの攻撃力が50ならば、受けるダメージは約40となる。 そのため、モンスターの攻撃力の低い序盤に高い防御力をもつ盾を手に入れると難易度が非常に下がる傾向にある。逆に盾が入手できなかった時は辛い展開になりやすい。 これにより、バットカンガルー系モンスターのバランスに影響が出ており、『シレンGB2』よりさらに強化された。 割合ダメージの場合、攻撃力が2倍=ダメージも2倍であるが、引き算形式の場合、例えば防御30と攻撃力50がぶつかった場合、非イカリ状態ではダメージ20だがイカリ状態ではいきなりダメージ70になるといったことになる。 本来カンガルー系の杖の効果は「イカリの杖=攻撃力2倍、特技使用率100%」「倍速の杖=攻撃力と特技率は上がらないが、2倍速による2回行動で実質2倍」といった疑似上位効果のようなバランスであった。 モンスターが全体的に強化されている。 アークドラゴン・ねむり大根を筆頭に、おうごんマムル・アストラルデビルなど凶悪なモンスターが増えており、ゲームの難易度が増している。 中でもバットカンガルー系は、あらゆるモンスターをイカリ状態・倍速状態にして強化してくるという、本作の厳しさを象徴するような存在である。 アークドラゴン・デブートンをイカリ状態にされると、それだけで詰むことも。他にもにぎりもとじめ・ハイパーゲイズ・ねむり大根・メガタウロスなどがオオイカリ状態になると凶悪。 本作では「3倍速状態」の概念が追加されたため、エビルカンガルーやデビルカンガルーはさらに凶悪性を増している。イカリ・3倍速状態に強化されたモンスターは、単純計算で通常の6倍もの攻撃力で襲い掛かってくることになる。 「通路が明瞭、倍速状態は2倍速まで、アークドラゴンの炎の射程が10マス」といった『GB2』仕様だからこそ対処できていたバットカンガルー系がそのまま引き継がれているため、オオイカリモンスターの凶悪性が激増している。 イカリ状態や倍速状態になったモンスターを倒しても通常通りの経験値しか得られない。『4』や『5』のオーラモンスターのように、経験値が2倍になるくらいの見返りが欲しかったところ。 武器・盾の攻撃力(防御力)計算式が変わった。 従来の作品では「基本値+修正値=強さ」だったが、本作では「基本値が高いほど修正値の効果が大きくなる」という仕様に変更された。 例えば「皮の盾(基本守備力2)」の修正値を+99にしても、本作での防御力は「101」ではなく「61」と従来の作品より弱い。しかし「風魔の盾(基本守備力16)」の修正値を+99にすると、「115」ではなく「136」と従来の作品より強さが上がっている。 このため、合成のベースとして使う装備は基本値の高さが重視されるようになった。盾の「基本守備力」を上げる「鉄扇」という新武器も活躍する。 装備の強化仕様変更によるバランスの悪さ。 本作は装備の基本値に対する倍率で強化されるため、素の性能が低いといくら強化しても成長が見込めない。 これまでの作品であれば皮の盾でも+3を引けばそれなりの防御力であったが、本作ではほぼ意味がない。もちろん、合成素材としては価値があるが。 引き算形式のダメージ計算式と組合わさり、序盤のバランスの不安定さに拍車をかけている。 例えば『シレン2』では、基本防御力は低いが印数が多い皮の盾やトドの盾がベースに推奨されるバランスだったが、本作でこれらをベースにすると鍛えても防御力がほとんど上がらず、中盤以降の敵の攻撃に耐えられなくなる可能性が高い。 前述した通り、風魔の盾などの基本値が高い装備の価値を上げているため一概に悪い点とは言えないが、弱い装備がますます弱くなってしまったのは問題と言える。 問題点 白蛇島、裏白蛇島などをはじめ、多くのクリア後ダンジョンの1Fから常に出てくる「ンドゥバ」というモンスターが強すぎる。 ンドゥバは最序盤に出てくる他のモンスター(マムルなど)と比べて明らかに強い。開始直後でレベル1の時や、丸腰のアスカにはほとんど勝ち目はない。 『シレン1』でも1Fにンドゥバが出てくることはあったが、あちらのンドゥバは基本的に店にしか出てこないので、店さえ無視すれば遭遇せずに済んでいた。しかし、本作のンドゥバは普通に床落ちしているアイテムにも化けているため、否が応でも戦わざるを得ない。 そもそも、白蛇島や裏白蛇島のモンスターテーブルがベースのダンジョンは全ての階層にンドゥバが出現するのだが、1Fは出現モンスターの種類が少ないためかンドゥバの出現率が非常に高くなっている。 一応、アスカのレベルを3まで上がれば、1Fにいるンドゥバなら互角に戦えるようになる。あくまで互角ではあるが。 レベルを3まで上げてからアイテムを拾うようにすれば比較的なんとかなるのだが、1Fの時点でそのような立ち回りを要求されるのは満腹度をいたずらに消費してしまう上、テンポも悪くなってしまう。システム上、繰り返し最初からプレイすることになるこのゲームでは必ず1Fを繰り返し通ることになるのだから、他のシレンシリーズでは発生しないようなテンポロスやストレスはどんどん蓄積されることになってしまう。 「(裏)白蛇島の死因の大半は1Fのンドゥバ」と言われるほど、ンドゥバ戦での死亡率が高い。せめて出現率を調整してほしかったところである。 ンドゥバを抜きにしたとしても序盤から不親切なバランスな要素が多く、いつまでも中層以降に辿り着けない「低層ループ」に陥る時間が長くなりやすい。 せっかくゲームを始めても、長い間冒険が序盤で終了し続ける状況を喜ぶような人は滅多におらず、近年のシレンシリーズや他の良作とされるダンジョン系ローグライクでは、システムやゲームバランス調整で対策されることも増えてきており、この部分は他と比較して悪い点だといえる要素である。 ゲームストーリー本編の難易度が若干高く(シリーズ最難関という程ではないが)、シレンシリーズ初心者には厳しい。 最初の「天輪国初級」から20F+ボス、その次の「天輪国上級」は27F+2連続ボスといったダンジョンに挑む為、アイテム持ち込みをしない場合は難しめのバランス。 天輪国上級は腕輪・壺・杖に加え、草・巻物までもが未識別で登場する。草が未識別で出てくるストーリーダンジョンはシリーズ全体を見ても本作のみ(*4)。 復活の草がそれなりに落ちてるのが救い。どうしてもきつい人は旅仲間を連れて行ったり、「根性の竹刀」など強力なアイテムを惜しまないようにしたい。 ちなみに、Win版では「鍛錬の押入」という練習ダンジョンがある。鉄甲の盾や鉄扇を回収しよう。 ストーリークリア後のダンジョンの難易度も全体的に高いが、それはいつもの事なのであまり問題にならない。 旅仲間の能力変化がその冒険中ずっと継続される。他のシリーズでは階層を変えると元に戻るのだが。 旅仲間には水棲系生物もいるが、彼らに水をかけると攻撃力が飛躍的に上がり、文字通り「水を得た魚」状態になる。バランス崩壊に繋がるのでご利用は計画的に。 一方、ミドロ系(*5)やしおいやん系(*6)などの能力低下技を食らうと、なんとずっと弱体化したまま。つまりそいつらの能力を一回でも食らうと非常にまずい展開になる。 今作では仲間を頼らざるを得ない、更には仲間が倒れると強制的に失敗になるダンジョンも存在する為、孤立しないよう注意しないといけない。なお、仲間そのものは全員レベルを上げれば順当に活躍するので、個性を見極めれば足手まといには決してならない。 エレキ箱のバランスが少々悪い。強すぎるエレキや使いにくいエレキが存在する。 最初から防御力が99もあり、レベルが上がると最大HPも増えるため固定ダメージでも簡単にはやられず、装着できる回路数も15と多い「洞窟マムルの箱」や、透明能力こそないものの育てきれば3倍速&壁抜け能力が身につき、値段は高いがイベントで確実に入手できる「エーテルデビル系の箱」が強力とされる。 上位種になると逆に弱くなるエレキが存在する。例えば「あばれ馬将軍の箱」はレベル上限が50だが、上位の「乱れ馬王の箱」はレベル上限が15に下がっており、レベル50のあばれ馬将軍よりレベル15の乱れ馬王の方が弱い。せっかく上位種に育てたのに弱くなるという、骨折り損な仕様になってしまっている。 乱れ馬王のように弱体化するわけではないが、レベル上限30のシャーガの箱→レベル上限50のナシャーガの箱→レベル上限5のラシャーガの箱というように、最上位種になった途端にレベル上限が低くなってしまい、育て甲斐が無くなるエレキが多い。バランス調整のため仕方ない部分もあるが…。 特に批判されやすいのが「アークドラゴンの箱」で、「ドラゴンの箱」と「スカイドラゴンの箱」のレベル上限が99なため育成が非常に大変なのだが、アークドラゴンの箱のレベル上限はわずか10。さらに、敵のアークドラゴンはフロア中どこにいるアスカにも炎を吐けるのだが、エレキのアークドラゴンは同じ部屋にいるモンスターにしか炎を吐けない仕様に弱体化している。このため、ドラゴンの箱のレア度や育成難易度に見合った強さになっていない。 フリーズなどのバグが割と多い。再現性は高くないが数が多く、知らないとひっかかる事もある。 エレキ箱の登録が不可能になってしまう致命的なものから、店主を特定の方法で倒すとアスカのちからが上昇する(ただし運が悪いとフリーズ)有益なバグも。 なにより、「フリーズすると即死亡=アイテムが消える」という本作の仕様上記憶の片隅に置いておきたい。上記の復活する装備品を入手すれば精神的に楽になる。 長時間プレイすると強制終了する現象も見受けられている。ミスの出ない冷静なプレイを心がける為にも、こまめな休憩を勧めたい。 Win版限定ではあるが、「冥炎魔天の挑戦」の仕様が色々と酷い。 最高階層9999F最大HP250までという無茶な設定。ちなみに、9999Fまで行くには最低でも50時間程度かかると言う。 乱数設定のせいか、同じアイテム・マップ・モンスター初期位置を持つフロアが、暫く続く事態が起きてしまう。ローグライクRPGの「ランダムに変化する」という定義を湾曲した内容。 同じくWin版限定で、フェイの問題作成キットの問題 常にあかり状態であり、設定を変えることはできない。副作用として、エーテルデビル系の透明が無効になってしまっている。 一度クリアした問題でないと自由に選べない。例えば、1問目をクリアしないと2問目以降をプレイできない。 テストプレイモードがないため、いちいちアスカを起動させないといけない。 テストプレイができる施設も、一度目のエンディングを見た後にしか行けない場所にある。 上記の問題と関連して、テストプレイ自体が面倒なことになっている。 そのため、Win版『風来のシレン 月影村の怪物』のフェイの問題作成キットの方が使いやすいという意見が多い。 販売戦略の問題面もあり、月影村ほど自作問題の配布が活発にはならなかった。 DC版はダンジョン数が少ないため、Win版と比べてボリュームが落ちる。それでも今までのシリーズよりはかなり多いが。 裏白蛇島が存在しない点は注意が必要。他にも〇〇魔天の挑戦やガチンコ万歩計など、難易度が高いダンジョンは軒並みWin版限定。Win版の代用と考えるには大きな差である。 DC版は処理落ちが結構あり、ややストレスが溜まる。 演出面の一部劣化 『シレン2』と比べて効果音が全体的にチープになっている。特にシャーガ系の攻撃音が顕著。 『シレンGB2』や『トルネコ2』で実装されていた、モンスターの睡眠グラフィックも存在しない。 総評 外伝にもかかわらず、シリーズの中でも難易度、テンポ、UI、ボリュームは良好。 特にWin版は、10年以上の時を経ても今なお数多くのプレイヤーに愛されている不朽の名作である。 余談 後にWinに移植され、そちらは更に多彩なダンジョンが追加配信(*7)され、一生レベルで遊べるゲームにパワーアップした。 Windows 7/8/8.1でも起動可能。ただしWin 10では通常の手段で起動不可になってしまっている。 これはコピープロテクトに用いられている、マクロビジョン製のセキュリティドライバであるsecdry.sysのサポートが完全に打ち切られたことが原因。 Win版のオンラインサービスは2005年9月30日に終了したが、それと同時に「オフライン対応パッチ」が配布。 救助機能はオンライン救助からパスワード救助に形式を変えており、現在でも使うことができる。 しかし、ゲームとしての出来とは裏腹に、商業的には売れ行きが芳しくなかった不遇のゲームという評価も受けている。そのせいか現在は販売終了している。 もともとDC版発売時期の段階で、プラットホームのDCは既に発売されているPS2に押され、生産終了のアナウンスをしているという状態であった。そしておよそ十ヵ月後にWin版を販売するもの、ゲーム機ではなくWin用という特殊な販売状況から売れ行きはDC版程ではなく、オンラインサービスが終了した直後では700円程度という投げ売りになっていた。 それ以外にも、出来はいいが難易度はシリーズを通じても高い作品である為「マニア向け」とも言われ(発売当時は)敬遠されていたという側面もある。 当時、チュンソフトはセガとドワンゴの子会社であった為DCに販売していたが、肝心のセガはDC以後ハード生産を打ち切りにしていた。「多少前後すればまた今の立場が大きく変動していた」と言われる程、出荷時期のタイミングが非常に悪かった。 劇的に評価が変わった理由としては、ニコニコ動画に代表されるゲームのプレイ動画・実況動画の影響が大きいと思われる。 これにより今作の知名度やゲーム内容がある程度は広まり、投げ売り状態だった今作の人気が急騰したのである。 実際に『アスカ見参』のプレイ動画の投稿は2007年から活発になっているが、その1~2年後にはネットオークションでは10,000円前後あるいはそれ以上で取引されることが増え始めた。 結果、需要と供給のバランスに大きなズレが生じてしまった。 「ハード末期+名作」の宿命ゆえか、販売がされてない現在においてはネットオークションでWin版が中古で最低でも20,000円、未開封ともなると50,000~80,000円という超高額取引になっている。 入手難易度は高いが、はっきり言って1年かけても遊びつくせないボリュームと難易度の為、対費用効果として考えれば手に入れる価値はあるだろう。 Win版はかなり高額であり、そして動作しないPCも増加し始めるころになっている。前述のプロテクトが絡んでいることから、現行のハードウェア/OSでは動作させること自体が難しい部類になってしまっている。 普通に遊ぶだけならドリームキャスト本体とソフトを揃えるほうが安上がりかもしれない。それでもDC版で中古が5,000~8,000円が相場、販売元や状態によっては1~2万円と、Win版ほどではないにせよかなりのプレミア価値が付いており、DC本体の相場価格よりも遥かに高い。 上記の状況から移植や再販を望む声もあるものの、発売元のチュンソフト(現・スパイク・チュンソフト)いわく、「版権を含めた諸事情のため難しい」とのこと。
https://w.atwiki.jp/tasdouga/pages/456.html
タイトル(コピペ用) ポケットモンスター 青 ジャンル RPG このページを編集 海外タイトル Pokémon Blue 発売日 1996/10/15 動画を追加 シリーズ ポケモンシリーズ TASVideosForum 現行最速 -表示 海外版 ここを編集 記録 1 18 58.78 追記回数 51083 Player primo TASVideosページ http //tasvideos.org/1671S.html TASVideosStatus published 転載元 分割リンク マイリスト 備考 Movieファイル 解説 その他 -表示 過去最速 +表示
https://w.atwiki.jp/pokepuratina/pages/2.html
■ サイト内検索 ■ 検索 よくある質問 アンケート 掲示板 運営掲示板 ■ ストーリー攻略 ├ 攻略チャート ├ お勧めポケモン ├ クリア後 ├ トレーナーリスト ├ バトルサーチャー1 ├ バトルサーチャー2 ├ 強敵リスト ├ ひでんわざ入手場所 └ ダウジング入手リスト ■ ポケモン図鑑 ├ シンオウ版図鑑 ├ 全国版図鑑【1-151】 ├ 全国版図鑑【152-251】 ├ 全国版図鑑【252-386】 └ 全国版図鑑【387-493】 ■ 捕獲・育成 ├ 捕獲 ├ ポケトレの使い方 ├ ステータス ├ 努力値 ├ わざ ├ 教え技 ├ タマゴ ├ フォルムチェンジ └ タイプ相性表 ■ 施設 ├ 役に立つ施設・人 ├ Wi-Fiひろば ├ Wi-Fiクラブ ├ グローバルターミナル ├ ふれあいひろば ├ コンテスト ├ パルパーク ├ バトルフロンティア ├ べっそう ├ しょうぶどころ └ 毎日変わるもの ■ アイテム ├ もちもの ├ どうぐ ├ わざマシン ├ きのみ ├ アクセサリー ├ シール ├ たいせつなもの └ ポケッチ ■ 出現情報 ├ 道路 ├ ダンジョン・室内 ├ なみのり ├ つり ├ 大湿原 ├ 甘い香りのする木 ├ ポケトレ・大量発生 └ ダブルスロット ■ その他 ├ 効率の良い稼ぎ方 ├ DPからの変更点 ├ レベル技の変更点 ├ 覚え書き └ 配布情報 ■ フロンティアブレーン攻略動画 ├ バトルルーレット ├ バトルキャッスル ├ バトルステージ ├ バトルタワー └ バトルファクトリー DP Wikiより 配布ポケモン一覧 Menu編集 total - today - yesterday - 更新履歴 取得中です。 ここを編集 @wiki内任天堂攻略サイト:街へいこうよ どうぶつの森、Wii Music、DISASTER DAY OF CRISIS -ディザスター デイ オブ クライシス-、キャプテン★レインボー、零 ~月蝕の仮面~、突撃!!ファミコンウォーズVS、マリオカートWii、大乱闘スマッシュブラザーズX、FOREVER BLUE、スーパーペーパーマリオ、エキサイト トラック、ポケモンバトルレボリューション、はじめてのWii、ゼルダの伝説トワイライトプリンセス、Wii Sports Resort ポケットモンスター プラチナ、ポケットモンスター ダイヤモンド・パール、ポケットモンスターハートゴールド ソウルシルバー、トモダチコレクション、いろづきチンクルの恋のバルーントリップ
https://w.atwiki.jp/yaruoperformer/pages/1391.html
/ ,x ´ ̄ ` i ∧ i | | | | | .| _ | | .| _ xー ´ ̄  ̄ ̄ ` x,,」___>i ., | .レ .´ ト、 _丿, ix ヾ┴ ´ \____,================┘ ヽ-´ノ ! `-゙ / , /,ィ TX| ∧.ィ TX \ ,、| / 丶 レイ / | .゙ビ j ヽ .∧ヒ 」 | .\| ´/ \, レ.´ |  ̄ レ^ー--┘ | | ∠ ヽ ̄ ̄ | .| | | |/ >.-x__|. | / | /.l |ヽ ー ― ¬ / | ∠__」 . | ト ` ー ´ /| | ∠_,l . | _,.| ` ィ_/| | , _| |´ 」__ ー ト、 `l. ト、 |゙\ .,- ´ | .|\  ̄ ̄ ,- 、 ̄´ / .l ., /∧ | \_ ∧ ./Vヽ/ `ニT. ! ヽ ´、 ∨.|/. ∧ . ! `´ , -ヘ /. | 丶 ゙i `┐ /、 ∧_ ゝ _, - ´ ゙、 / | ゙i. | | `>、| ` 、ーt\ ∧ \ ヽ ./、. | ∧ .j. | ヘ ` \__ i \ ∧ /ヽ ヽ ト 、/ ト、. l, ヘ , -- ´ | ヽ ´ ヽ. ゙ 、 / .ノ .ヽ / ,ゝ ., - ´ i ヽ i ヽ, `.i゙ ゙i. / , イ / ヽ| ヽ 」>ヵナi゙ 、 |/ / .! /l .| , -ヵ‐´ / | | ┤ `i, ト、 .! /∠ |. ./ // / .| | . | .i | ., i i _/ ∠ | / | | | | ┤ | | .ヽ | i゙ | | | |. ヽヽ丶 .゙i .゙、` | / __,,=.、 | | | | 入ヽヽ.゙、 . ヽ--t┴´ __ノ .! i . | | / `i-、 ヽ、 ゙i.ヽ_゙´ ̄ ) ゙i ゝ、 ゙i ゙|´ . j >- i ゙i `-t=ー´ ゙i ` 、 ヽ `ヽ / i !ヽ、 ゙i ゝ_丿 ` ̄ 名前:N(エヌ) 性別:男 原作:ポケットモンスター ブラック・ホワイト 一人称:ボク 二人称:キミ 口調:落ち着きのある口調/数式は早口 AA:ポケットモンスター/人間/1プレーヤー・ライバル/プレーヤー・ライバルその他.mlt 「ブラック・ホワイト」のライバル的な立場の中性的な見た目の青年。 幼い時、ポケモンと共に育ったためかポケモンをトモダチと呼んでいる。 目にハイライトがない。 プラズマ団の王、つまりは表向きのボスであり、養父であるゲーチスに王に祭り上げられた。 また数式については天才的であり、早口。 養父もそうだったが、シリーズでは初快挙を幾つか成し遂げている。 初期稿ではナチュラル・ハルモニア・グロピウスという本名が設定されていた。 キャラ紹介 やる夫Wiki Wikipedia ポケモンWiki アニヲタWiki ニコ百 ピクペ 登場作品リスト タイトル 原作 役柄 頻度 リンク 備考 純粋なあなたは今日もまた命に感謝を捧げる オリジナル 殺人鬼 主 まとめ 予備 エター やらない夫はポケモンのいる世界で学園生活を送る ポケットモンスター 本人役 準 登場回 安価 あんこ完結 やる夫は魔術学園で青春を謳歌するようです オリジナル やる夫のクラスメイト 準 まとめ やる夫.jprss 安価 エター 善二郎はプリキュアになりたいようです。 プリキュアシリーズ 葛西善二郎の子供の頃の姿 脇 まとめ rssやる夫Wiki エター 短編 タイトル 原作 役柄 リンク 備考
https://w.atwiki.jp/nitendo/pages/6984.html
このページでは【ニンテンドー3DS】用のゲーム、 ポケットモンスター サン・ムーン を解説する。 アニメ作品は【ポケットモンスター サン ムーン(アニメ)】?を参照。 概要 ストーリー ゲームシステム キャラクター メインキャラクター 【ポケモン】 【キャプテン】? 【しまキング】?/【しまクイーン】? 【四天王】 【スカル団】 【エーテル財団】? 他の人たち 【ポケモントレーナー】 ポケットモンスター サン・ムーン 特別体験版 関連作品 紹介動画 リンク コメント 概要 ポケットモンスター サン・ムーン 他言語 Pokémon Sun and Moon (英語) ハード 【ニンテンドー3DS】 メディア 3DSカード ジャンル RPG 発売元 ポケモン 販売元 任天堂 開発元 ゲームフリーク プロデューサー 増田順一うわい しん宇都宮崇人山上仁志 ディレクター 大森滋 プレイ人数 1~4人 発売日 2016/11/18 (世界同時) 値段 4,980円(税別)ダブルパック9,960円(税別) レーティング CERO A 最新バージョン Ver.1.2 同梱物 ダブルパック ゲーム内アイテム「モンスターボール」100個のシリアルコードチラシ2枚 対応機能 ローカルプレイインターネット シリーズ ポケットモンスターシリーズ 日本販売数 約383万本(2バージョン合計) 世界販売数 約1,620万本 【ニンテンドー3DS】向けに発売した、ポケットモンスターシリーズ本編の7作目。 パッケージには【ソルガレオ】と【ルナアーラ】が描かれている。 ハワイ諸島をモチーフにした「アローラ地方」を舞台に、一人前になるための試験「島巡り」に挑む。 【人間】のグラフィックの等身が大きく上がり、トレーナーのイラストも全て3Dに変更され、強力な「ぬしポケモン」とのバトル、シリーズ初のヒロイン的キャラクター・【リーリエ】と共に冒険を行うという今までと毛色の異なる展開となり、表向きの敵対組織以外に更なる敵対組織が登場すると言った具合にRPGとしてのストーリー部分にもかなりの力が入れられている。 新要素としては過去作品のジュエルアイテムをブラッシュアップしてシステム化した大技「Zワザ」、地方に適応したポケモン達の新たな姿「リージョンフォーム」(アローラのすがた)が登場。 既存のポケモン達とはまるで異なる、「ウルトラビースト」と呼ばれる異世界のポケモン達も特徴的。 その他、ひでんわざのシステム化や、個体値を上げる「すごいとっくん」など、不便な点にもメスが入れられた。 今まで存在していたおなじみの要素の多くがアレンジされており、本作で差し替え・消滅したものも多い。 また、ゲーム描写が3DSの性能の限界に迫っており、軽微な処理落ちが良く発生する。 2017/11/17にはマイナーチェンジ作品【ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン】が発売した。 ストーリー アローラ地方に引っ越してきたあなたは、吊り橋を渡れずに困っている謎の少女・リーリエの代わりに「ほしぐもちゃん」と呼ばれるポケモンを助けに向かい、橋から落ちた所を島の守り神のカプ・コケコに救出される。 そして、しまキングのハラからポケモンを受け取った後、アローラ地方を旅する「島巡り」へと挑戦する事となった。 ゲームシステム ZワザトレーナーのZリングとポケモンに持たせたZクリスタルが共鳴して発動する大技。タイプに応じて名前が変わり、ド派手なエフェクトで攻撃する。威力は普通に出すわざよりも高く、更に必中、「まもる」を貫通するといった特徴があるが、従来のわざが持つ追加効果などは発動しない。また、1回のバトルにつき1回しか使用できない。なお、Zクリスタルは使っても消費しない。 リージョンフォーム・アローラのすがた名前は同じだが、いつものすがたとはまったく異なるポケモンたち。アローラ地方に適応した事で、タイプ・特性・覚えるわざも大きく異なる。いつものすがたのポケモンを手に入れる場合、過去の世代から送るか、「かわらずのいし」を使ったタマゴを作らなければならない。 ウルトラビーストコードネームで呼ばれる、異形の姿をした謎のポケモン。ウルトラホールという穴からアローラ地方に出現し、各地で島の守り神達と戦う姿が見られている。ゲームクリア後に捕獲できるようになるが、「ウルトラボール」以外では捕まえにくい。(マスターボールは例外) 島巡りの試練今までのシリーズのジムに該当する要素。自然豊かなダンジョンを舞台に様々な課題を攻略していく。最後には「ぬしポケモン」と呼ばれる強力で巨大なポケモンが出現し、これを倒す事で試練クリアとなる。 大試練1つの島の試練を全て終えると「大試練」へと挑戦できる。こちらはしまキング・しまクイーンとバトルするのみ。 乱入バトル本作の野生のポケモンはターンの終わりにたまに仲間を呼び、新しくポケモンが出現する。呼ばれたポケモンは普通のポケモンよりも能力が高かったり隠れ特性になっていたりする場合もあり、中にはこの乱入限定でしか入手できない珍しいポケモンも存在する。基本的に2vs1の戦いを強いられる事になり、更に本作の時点では呼ばれる確率が高いため、下手すると倒しても倒しても出現する無限ループになりかねない。 バトルロイヤル新たなバトル形式。4人のトレーナーで対決する、その名の通りのバトルロイヤル。誰か一人のポケモンが全滅するまで戦い、全滅した時点で残りの手持ちに応じて勝敗を決定する。 ポケモンライドこの地方ではひでんわざを使ってはならないという規約が存在しており、その代わりに登場した要素。ストーリーを進めると「ライドギア」と呼ばれるアイテムが手に入り、それを使う事で「ライドポケモン」を呼び出せる。ライドポケモン達は今までのひでんわざの要素を持っている他、本作には出ていない【自転車】?やダウジングマシンの代用も兼ねられている。これにより、ひでんわざを意識せずに自由なポケモン編成ができるようになった。 時差サンでは従来通りの時刻となるが、ムーンでは昼夜が逆転している。 ポケリフレ『X・Y』のポケパルレに該当する要素。ポケモンを洗ったり乾かしたりしてリフレッシュさせる。なかよしが上がるだけでなく、状態異常を治す事もできる。 QRスキャンQRコードを読み込んでポケモンの情報を得られる。【ポケモンガオーレ】?のガオーレディスクに対応している。読み込むとポイントが手に入り、一部のQRスキャンではアローラ図鑑に情報が登録される。【マギアナ】のようにこれで入手できるポケモンもいる。 しまスキャンQRスキャンで貯めたポイントを使用し、今いる島をスキャンしてアローラ地方に生息していない珍しいポケモンを見つけ出す。1時間すると珍しいポケモンは消えてしまう。島と曜日によって出てくるポケモンが異なり、全部で28種類のポケモンを入手できる。 ロトム図鑑本作のデバイス ポケモン図鑑。【ロトム】を入れて起動させる。ナビゲーションやマップの確認ができる。 ポケファインダーアローラ地方の各地のポケファインダースポットでロトム図鑑を使用した撮影ができる。撮影によって評価が変わる。 フェスサークル『ブラック2・ホワイト2』のジョインアベニューのような要素。インターネットで交流したトレーナーを雇い、自分だけの露店街を作る事ができる。フェスコイン(FC)と呼ばれる独自の通貨を使用する。 ポケリゾートボックスに預けたポケモン達を使って様々なことができる要素。【モーン】?が管理している。ポケモンをたくさん預け、ポケマメを使う事で拡大できる。 のびのびリゾートポケマメを採集できるリゾート。たまに野生のポケモンが来訪して仲間になる場合もある。 すくすくリゾート木の実を栽培できるリゾート。 どきどきリゾートポケモンを冒険させてアイテムを入手できるリゾート。ソーシャルゲームの遠征的なもの。 わいわいリゾートポケモン達をアスレチックで遊ばせる。遊ばせたものに応じて努力値が入る。 ぽかぽかリゾートポケモン達を温泉に入らせる。経験値が入る。 すごいとっくんレベル100になったポケモンにできる特訓。個体値を最大まで上げられる。一つだけ上げる場合は「ぎんのおうかん」、全部まとめて上げる場合は「きんのおうかん」が必要。 ポケモン預かり屋今までのシリーズの育て屋のようにポケモンを2匹を預かってくれるが、経験値が入らない。完全にタマゴを手に入れるための施設となっている。 バトルツリー本作におけるバトルタワーのポジション。 過去のシリーズから拾われた独自システム メガシンカ GTS ミラクル交換 細かい変更点や要素 バトル中に常にトレーナーが映るようになった。 ほぼ大半の消費アイテムの価格に見直しが入った。 一部の消費アイテムの効果が若干変更。「すごいキズぐすり」が200→120回復、「プラスパワー」が攻撃1段階→2段階上昇など。 ひでんわざ、自転車、ダウジングマシンは上に書いてあるようにライドポケモンに統合されているため存在しない。 トリプルバトル、ローテーションバトルが削除。 そのポケモンに別のすがたがある場合、そのすがたの図鑑説明文も追加された。メガシンカも例外ではない。 キャラクター メインキャラクター 【ヨウ】?男主人公。女を選んだ場合は出てこない。 【ミヅキ】女主人公。男を選んだ場合は上と同じ。 【ククイ博士】アローラ地方でわざの研究をしている博士。若々しい風貌。 【リーリエ】金髪の謎の少女。ほしぐもちゃんこと【コスモッグ】を連れて主人公と共に行動する。 【ハウ】?本作のライバルの一人。ハラの孫。陽気で天然な性格だが、意外と鋭い感性も秘めている。 【グラジオ】スカル団に協力する謎の少年。芝居がかった喋り方やポーズを取り、他人には刺々しい態度で迫るが、ポケモンに対しては優しい。 【ポケモン】 最初に選ぶポケモン前作と違って難易度が高いので選んだポケモンによって編成を考えて進めたい。 【モクロー】くさタイプ。最終的には【ジュナイパー】となり、ゴーストタイプが付く。 【ニャビー】ほのおタイプ。最終的には【ガオガエン】となり、あくタイプが付く。 【アシマリ】みずタイプ。最終的には【アシレーヌ】となり、フェアリータイプが付く。 伝説のポケモン前作と違ってかなり多い。 【ソルガレオ】サンのパッケージポケモン。「太陽を喰らいし獣」と崇められている。 【ルナアーラ】ムーンのパッケージポケモン。「月を誘いし獣」と崇められている。 【コスモッグ】「ほしぐもちゃん」と呼ばれる謎のポケモン。鳴くことしかできない。 【コスモウム】コスモッグの進化系。死んだかのように動かなくなってしまった。 島の守り神4つの島にそれぞれ4匹の守り神が存在する。 【カプ・コケコ】メレメレ島の守り神。 【カプ・テテフ】アーカラ島の守り神。 【カプ・ブルル】ウラウラ島の守り神。 【カプ・レヒレ】ポニ島の守り神。 ウルトラビースト「ウルトラホール」からやってきた謎のポケモン。アローラ地方のポケモン達と衝突する。 【ウツロイド】最初に見かける【クラゲ】のようなウルトラビースト。 【マッシブーン】筋骨隆々な【カ】?のようなウルトラビースト。サン限定。 【フェローチェ】美しいボディラインの【ゴキブリ】のようなウルトラビースト。ムーン限定。 【デンジュモク】電気コードの束のようなウルトラビースト。 【テッカグヤ】竹のロケットのようなウルトラビースト。ムーン限定。 【カミツルギ】紙人形のようなウルトラビースト。サン限定。 【アクジキング】なんでも食べてしまうという巨体のウルトラビースト。 その他の伝説のポケモンたち 【ジガルデ】本作では「スワームチェンジ」により他の形態へと変身する。 【ネクロズマ】全身真っ黒な謎のポケモン。ウルトラビーストが去った後のアローラ地方に突然出没した。 幻のポケモン 【マギアナ】QRコードで入手できるので最新の幻のポケモンの中では入手難易度が低い。 【マーシャドー】映画で配布された。 【キャプテン】? 【イリマ】? 【スイレン】 【カキ】 【マオ】 【マーマネ】 【アセロラ(ポケットモンスター サン・ムーン)】 【マツリカ】? 【しまキング】?/【しまクイーン】? 【ハラ】 【ライチ】 【クチナシ】 【ハプウ】 【四天王】 ハラ ライチ アセロラ 【カヒリ】 【スカル団】 【したっぱ】 【プルメリ】? 【グズマ】? 【エーテル財団】? 【しょくいん】? 【ザオボー】? 【ルザミーネ】 他の人たち 【レッド】 【グリーン】 【ミツル】? 【リラ(ポケットモンスター エメラルド)】 【シロナ】 【ハンサム】 【ギーマ】 【アクロマ】 【バーネット博士】 【デクシオ】? 【ジーナ】? 【ロイヤルマスク】 【リュウキ】? 【ポケモントレーナー】 【OL】 【PCおねえさん】? 【エリートコンビ】 【エリートトレーナー】 【えんじ】 【おとなのおねえさん】 【おまわりさん】 【かいパンやろう】 カラテおう 【カラテおやこ】? 【かんこうきゃく】 【けんきゅういん】 【コック】 【ゴルファー】 【ゴルファーズ】? 【さぎょういん】 【ジェントルマン】 【しれんサポーター】? 【スポーツきょうだい】? 【スポーツしょうじょ】? 【スポーツしょうねん】? 【せいそういん】 【せんせい】 【ダンサー】 【たんぱんこぞう】 【つりびと】 【バックパッカー】 【バッドガール】 【バッドガイ】 【バッドカップル】 【ハネムーン】 【ビキニギャルズ】? 【ビキニのおねえさん】 【ビジネスマン】 【ふたごちゃん】 【ベテランコンビ】 【ベテラントレーナー】 【ベルボーイ】 【ホープコンビ】? 【ホープトレーナー】 【ポケモンコレクター】 【ポケモンブリーダー】 【マダム】 【みずぎカップル】? 【ミニスカート】 【やまおとこ】 ポケットモンスター サン・ムーン 特別体験版 2016/10/18に配信された体験版。『オメガルビー・アルファサファイア』と同様に、特別のため起動回数制限がない。 ゲッコウガと共に試練を挑戦し、本作の特徴を体験することができる。 試練の内容は製品版でのアセロラと似たような内容となっている。 クリアすると製品版に様々なアイテムや、特性がきずなへんげのゲッコウガを転送可能。 きずなへんげのゲッコウガはこれでしか入手できない。 関連作品 【ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン】 【ポケットモンスター サン ムーン(アニメ)】? 【ポケモンバンク】 【ポケットモンスター X・Y】…前作 【ポケットモンスター ソード・シールド】…次回作 紹介動画 リンク 公式ホームページ コメント 名前 全てのコメントを見る?
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/4524.html
この項ではDS用ソフト『不思議のダンジョン 風来のシレン5 フォーチュンタワーと運命のダイス』と、他機種移植版である『不思議のダンジョン 風来のシレン5 plus フォーチュンタワーと運命のダイス』について解説する。 判定はどちらも「良作」とする。 不思議のダンジョン 風来のシレン5 フォーチュンタワーと運命のダイス 概要 あらすじ 特徴・評価点 ダンジョン UI関連 賛否両論点 問題点 総評 余談 不思議のダンジョン 風来のシレン5 plus フォーチュンタワーと運命のダイス 変更点・評価点 問題点(plus) 総評(plus) その後の展開 不思議のダンジョン 風来のシレン5 フォーチュンタワーと運命のダイス 【ふしぎのだんじょん ふうらいのしれんふぁいぶ ふぉーちゅんたわーとうんめいのだいす】 ジャンル ローグライクゲーム 対応機種 ニンテンドーDS 発売・開発元 チュンソフト 発売日 2010年12月9日 定価 5,800円(税別) レーティング CERO B(12才以上対象) 廉価版 チュンセレクション2011年11月25日/2,480円(税5%込) 判定 良作 ポイント 『4』をベースに様々なバランスが調整昼の盾などの救済措置追加で難易度は低下1000回遊べるRPGに相応しいボリューム 風来のシレンシリーズ関連作品リンク 概要 『風来のシレン』シリーズのナンバリングタイトル第5弾。 前作『不思議のダンジョン 風来のシレン4 神の眼と悪魔のヘソ』から約10ヶ月後とほとんど間を空けずの発売となった。 前作のシステムを色濃く継承しつつも、ゲームバランスはより洗練されたものになっている。 あらすじ ―仙境にそびえたつフォーチュンタワーに登って、運命神リーバに会えば、運命を変えてくれる― 八獣神の主神でもある「運命神リーバ」の3つの目は、それぞれの目がこの世の過去・現在・未来を見据えているという。そして、リーバの手にある3つのダイスは、人の生まれ、その一生、死の運命を決定づける力を持つ。この「運命のダイス」を振れば、ツキに見放されて不運に満ち満ちた、恵まれない人生をも変えることができるのだと言い伝えられた…。 砂漠地帯を抜けたシレンとコッパ。旅の途中、人里離れた山の中で道に迷った2人は『イノリの里』という小さな村に辿りつく。村には、病に伏せた少女・おユウがいた。若い命が消えゆくことを惜しみつつも、こればかりは運命だからどうしようもないとあきらめている村人たち。しかし、おユウの幼馴染・ジロきちは、おユウの運命を変えるため、運命のダイスを求めて村を飛び出した。村人から事情を聞いたシレンは、おユウを助けるため、そして新たな不思議を求めて、運命神リーバが住まうというフォーチュンタワーへと向かう。 特徴・評価点 ストーリー 世界観は中華風のモチーフで、たぬきやスズメが人間と一緒に暮らしているなど童話的な雰囲気である。 シレンは20歳(*1)、時系列的には『シレンGB2』と『シレン3』の間に位置する。 音楽 今作からすぎやまこういち氏作曲の過去曲が無くなり、松尾早人氏作曲の音楽のみとなった。 過去作の音楽が聴けなくなったことは残念だが、松尾氏自身シレンシリーズの作曲・編曲には長く携わっていることもあり、雰囲気は決して壊しておらず、評価も高い。 システム 装備の成長や昼夜の概念、様々な種類の店やオーラを持つ敵、タグなどの前作の新要素は概ね受け継がれている。 『4』に比べると装備の成長が早くなり、武器の移行や図鑑集めが楽になった。 夜間に使用できる技については性能が見直され、補助系の技が増えたり、使用した技の回復手段が増える等の調整がなされている。 店では、店主に識別の巻物を渡すと販売されている商品全てを識別してくれるようになった。 オーラを持つ敵についてもオーラを解除する手段が増えたため、対処しやすくなっている。札系のアイテムに一律でオーラ解除機能が付加された。 新システム「スーパーシレン」 敵と戦っていると「覚醒ポイント」という内部パラメータが溜まっていき、一定数に達するとシレンが「覚醒直前状態」になる。さらにそのまましばらく戦って条件を満たすと、シレンが「覚醒」して「スーパーシレン」になる。 覚醒直前状態やスーパー状態は、フロアを持ち越して継続する。 覚醒ポイントはターン経過やフロア移動で徐々に減っていく。ポイントが減った状態で罠を踏む、状態異常にかかる、瀕死・空腹状態になるなどで覚醒直前状態やスーパー状態は解除されてしまうことがある。 スーパー状態になったシレンは、通常攻撃を放った際に敵に何らかの状態異常を発生させることがある。 また、スーパー状態で敵を倒すと、「攻撃力上昇」「防御力上昇」「必ず2回攻撃」等の強力なボーナス効果を得られる。ボーナス効果はターン経過で解除されるものと、フロアを一定数移動すると解除されるものがある。 上手くスーパー状態を維持できれば非常に有利に探索を進めることができるが、仕様上ピンチの時ほど解除されやすいため覚醒頼りのプレイは難しい。 また、スーパー状態の維持には罠チェックや瀕死になる前の回復が必要なためアイテムが節約できないなど短所もあり、全体的なバランスは良好。 新システム「新種道具」 拠点の村にある「秘伝の甕(かめ)」にアイテムを投入すると、他のアイテムの能力が付加されることがある。 例えば、「敵を階段の上に飛ばした後に場所替えする杖」「部屋をモンスターハウスにして現れた敵をそのまま全滅させる」「睡眠 混乱 毒を無効化する腕輪」など。 武器や盾の場合は、既存のアイテムには存在しない全く新しい能力が付加される場合もある。 特殊効果は、DSの内蔵時計で一日経過するごとに付加される。付加される効果はランダムで、何も付加されない場合もある。 また、8日以上甕につけ込んで置くとアイテムは雑草になってしまう。 効果はベースとして入れたものが最優先される。剣と盾は入れたものがベースとなって特殊効果が付く。杖や巻物では上から順番に効果が発生するため、効果の組み合わせがより重要になる。 新しく作り出したアイテムは名前を付けることができ、最大で64種類まで登録することが出来る。登録したアイテムはダンジョンで自然発生するようになる。 ダンジョンに出現する新種道具は、一回の冒険ごとに登録された道具の中からランダムで6種類選ばれる。また、新種道具が登場しないダンジョンもある。 モンスターを仲間にできる「仲良しの証」が登場した。証を持っていると、証についた名前のモンスターと同じ種族が仲間として戦ってくれる。 例えば、マムルの証を持っているとフロア内のマムル・あなぐらマムル・洞窟マムル・ギタンマムルが戦ってくれる。 なお、仲間状態の敵を攻撃すると証が消滅してしまう。また、該当するモンスターが出現するフロアの階段を下りると白紙の巻物に変わってしまうことがある。 白紙の巻物に変化するのは「友情が白紙に戻る」という言葉が由来のようだ。 証は手持ちにないと効果が発揮せず、地面に置く、壺に入れると無効になる。仲良しになったモンスターを倒したい場合に使える。 そのフロアで一時的に仲間になってくれるだけで、以降のフロアに連れていくことはできない。『シレン2』の「モンスターの壺」や、『トルネコ3』のポポロのような育成要素がないのは残念なところ。 あるアイテムによく似た名前だが、全く別の効果をもたらす「まがいもの道具」が登場した。 『シレン2』や『トルネコ3』でも「聖城の巻物」などのアイテムはあったが、本作ではそういったアイテムが急増し、その数は20を超える。 モンスターを全滅させる「全滅の巻物」ならぬ持ち金全てが無くなってしまう「金滅の巻物」といった偽物らしい効果を持ったものから、装備にタグをつけられる「タグの巻物」ならぬ店の商品を全て無料にしてしまう「タダの巻物」のような、本物より強力な効果を持っているアイテムまで幅広く、役には立たないがユニークな効果を持つアイテムも多数ある。 特に、石のまがいものである「右」。そのネーミングセンスと、たとえ左へ向かって投げようと名前通り右に飛ぶ光景、それゆえの役立たずっぷりは多くの風来人の笑いを誘った。 敵の居場所が分かる強力な「気配察知の腕輪」には、敵を視界内に捉えるとダメージを受けてしまうデメリットが付いた「気配察血の腕輪」というまがいものが登場。しかし、「察血」でも使い方次第では十分役立つためバランス調整版のような存在になっている。 「復活の草」と思わせて、一瞬生き返るが腹痛を起こして結局倒れる「腹活の草」という致命的なものも。名前も知らない草は安易に食べるなということか。 ちなみに、本作に先駆けて『ポケモン不思議のダンジョン 空の探検隊』でも「そっくりどうぐ」という同じようなアイテム群が登場していた。 壺の中に、焚くことで様々な効果をもたらす「お香の壺」が登場した。 アイテムを入れるとそのアイテムを燃やして、フロア全体に効果があるお香を焚くことができる。炎や爆発を無効化する「冷えびえ香」、魔法を反射する「山彦香」等がある。 フロアにいる限り効果が永続するためかなり強力だが、自分だけでなく敵にもその効果が及んでしまうので、使いどころを見極める必要がある。 例えば「身かわし香」を使えばデブータ種やおばけ大根種といった敵の飛び道具をかわせるが、シレンが使った飛び道具も敵に当たらなくなってしまうというデメリットがある。 「山彦香」もシレンが振った杖が敵に反射されてしまい効かなくなってしまう。しかしそれを利用して杖の効果を自分自身にかけるというテクニックも可能で、利用の幅は広い。 その他の新アイテム関連。 昼の間だけ受けるダメージを大幅にカットするが、夜は逆に増加する「昼の盾」や攻撃を受けるたびにお金を消費してダメージを軽減する「金食い虫の盾」など、デメリットはあれどメリットのほうがずっと強い装備も増加し、入手できれば進めやすくなる。 やはり前述の「気配察血の腕輪」もその一例。他にも1フロアのみ全ての状態異常を防ぐ「予防の巻物」などもある。これらのアイテムにより「レアアイテムが手に入るかどうかの運ゲー」という要素を緩和しつつ、「レアアイテムが手に入った時の嬉しさ」も減らない、という絶妙のバランスであり、好意的にとらえられている。 メインの食料がバナナからおにぎりに戻ったが、新しい食料「仙桃」が登場した。 仙桃は、前作のバナナ同様フロアを移動することで熟成する。ただし焼くことはできない。 仙桃は単に満腹度を回復させるだけでなく、使用した技を回復させる効果がある。また、熟成度に応じて防御力が上がる、ステータス異常を回復するなどの特殊効果も変化していく。 そのため単純に熟成させるだけではなく、場合によっては未熟成の桃をキープしておくなどの戦略も生まれている。 くさってしまうと食べた際にステータス低下のデメリットを受けるが、敵に投げつけても効果があるため、くさった仙桃を敵に投げつけて弱らせる使い方も可能である。 前作におけるバナナの皮については「オイルの巻物」という代替アイテムが実装されている。 異種合成の種類が増えた。 マゼルン種に特定のアイテムを投げることで行えるお馴染みの異種合成システムについては、前作よりも合成できるアイテムが増えている。意外なアイテムが異種合成の対象になっている事も。 異種合成の対象となった印を本来持っている武器の価値が少々下がってしまったが。 さらに今回は3種のアイテムを使用する合成パターンが追加された。 武器に「成長の種+オイルの巻物+爆発の腕輪」で作成できる青炎飛ばし印(通常の炎飛ばし印よりもダメージが高い)、盾に「土塊の杖+予防の巻物+爆発の腕輪」で作成できる爆発無効印の2種。 特に後者は非常に強力であるため、これまでマイナスアイテムとなるケースの多かった爆発の腕輪の価値が飛躍的に向上した。 ポイントカードシステム 「ポイントカード」というアイテムを持っている状態でダンジョン内にある「ポイントスイッチ」という罠を踏むとポイントが溜まっていき、拠点の村でアイテム等やフー消しと交換が出来る。 フー消しはすれちがい通信でアバターとして使える。全168種類。 交換できるアイテムは「やりなおし草」や「白紙の巻物」等、強力なアイテムが多い。初心者救済としての意味合いもあるが、クリア後もこれらのアイテムを大量に集めたいときに利用できる。 モンスター関連 『シレン4』に出ていたモンスターはほぼ全員が続投し、それに加え『5』では数匹の新規モンスターが追加された。 一方で、過去作から復活登場したモンスターはバナナ見習い種と交代したにぎり見習い種と、『シレン2』と『アスカ見参』に出ていたシャーガ種のみ。 モンスターの属性に植物系・金属系・魔法系が追加され、分類がし直された。 一方でモンスターのパラメータについては、前作から大幅な調整が行われている。 ステータスはかなり様変わりしており、前作と違う印象を受けるモンスターが多数存在する。 全体的に攻撃力の低下が主で、前作のような尖ったゲームバランスではなくなっている。 特に、こちらの特殊攻撃を殆ど無効にしてしまうギャザー種の弱体化が目立つ。 攻撃力・防御力が大幅低下し、水棲モンスターに有効な武器などがあれば非常に対処がしやすくなった。 また、昼のドラゴン種が吐く炎のダメージも若干前作より下がっている。 ただし、逆に強化されているモンスター(ピョコダイル種やフワッティー種など)もいるため油断は禁物。 特定のフロアに一定時間滞在すると出現するひとくいデビル種についても、雄叫びの効果が金縛りになっているなど非常に強化されており、前作と同じ感覚で挑むと痛い目を見る。 エキスパート証明書 前作の「マニアの証」に該当するが、全部のダンジョンで共通だったマニアの証とは異なり、全てのダンジョンに個別に用意されており、やり込み性が上がった。 また、番付にもその冒険で入手したエキスパート証明書が残るようになった。 ダンジョン シナリオダンジョンは前作ほどシンプルではないが、最短3回の冒険でクリア可能になっている。 途中からは旅仲間として、NPCの「ジロきち」が強制的に着いてくる。基本的に彼が生きていないと先のフロアに進めない。 ジロきちは死ぬと「墓」になってしまうが、回復アイテムを投げつけることで復活させることができる。 ジロきちが墓の状態だとそのフロアから先に進むことができず、回復アイテムがない場合は階段からダンジョンを脱出してやり直す必要がある。その場合、ジロきちの墓は脱出した階層と同じフロアに置き去りになる。 同じくシナリオ中の旅仲間の同行が強制だった『シレン3』や『トルネコ3』とは異なり、ジロきちはやられても即冒険失敗とはならず、回復アイテムさえあれば簡単に蘇生できる。ジロきちは基本ステータスが高いため、足手まといにもなりにくい。 本作の旅仲間は冒険を終えてもレベルが1に戻らないため、ジロきちは冒険を繰り返すごとに確実に強くなっていく。 またシレンが死んでしまった場合、ジロきちが生きていればタグのついていない武器を保管してくれるなど、初心者救済の要素になっていると言える。 他の旅仲間として、ブーメランで複数の敵を攻撃できアイテムを売ってくれるタオ、ギタン投げで遠距離攻撃できる小次郎太さま、レベルアップすると敵の特技を覚えるおコン、剣か盾に変身できるコハル、射撃で夜の敵を遠距離攻撃可能なゲンさんという仲間がいる。 いずれの旅仲間も後述するクリア後ダンジョンの解放条件に関わっている。 ダンジョンセンターにあるエクストラダンジョン。 石像の洞窟 前作にもあった「フェイの問題」+「倉庫番」風のパズルダンジョン。問題は合計150問で全て新規の大ボリューム。 爆発の岩場 マインスイーパーを模したパズルダンジョン。初級・中級・上級の3つがあり、全5階構成。 最初から持っている「四二鉢」や道中に落ちているアイテムを利用して突破できるなど、不思議のダンジョンの特性とマインスイーパーのルールを上手く組み合わせている。 ダンジョン内で入手したアイテムを持ち帰ることが出来る。道中ではあまり良いアイテムは入手できないが、5階には褒美的なアイテムが多数落ちており、上級ではかなりのレアアイテムも入手できる。中級でも褒美に天の恵み・地の恵みの巻物が多く含まれているので、これを目当てに稼ぐプレイヤーも多い。 ただし、上級はマインスイーパー経験者でも苦戦するような難易度。仕様上、どう考えても爆弾の位置が特定できない場合もあり、二択・三択を強いられる場面が多く、見えている範囲でベストな選択をしてもクリア出来ない事も多い。上級は道中のアイテムもあまり役に立たない。 地底の館 99階構成のダンジョンを、途中のフロアから10階分(1~10F、11~20Fなど)だけ潜ることが出来る。 ダンジョンに潜る前にいくつかのアイテムが支給され、レベルもそのフロアに応じたものになる。 前半の数区は鍛えられた普通の装備が支給されるため普通に戦えるが、後半は使い捨て装備が支給され敵も強くなるため、基本的にはアイテムを利用して逃げまわるというゲーム性になる。 通常のダンジョンでは序盤でやられてしまうようなプレイヤーでも、お試し感覚で深層のモンスターと戦えるといった利点がある。短い区間だけプレイできるので、時間もあまりかからずリトライもし易いため気軽な気持ちで挑める。持ち込みなしダンジョンの入門にも最適。 クリアすると道中で拾ったアイテムや、最初に支給されたアイテムのうち、壺以外のものを4つまで持ち帰ることが可能。高い修正値が付いている支給アイテムを持ち帰れば、装備強化が容易になる。どうたぬき+8とおにおおかみ+10が支給される4区は、修正値稼ぎスポットとして地味に人気がある。 支給アイテムが少なめでややシビアなバランスだが、各区ごとに10フロアしかないので難易度自体はそこまで高くはない。一発クリアは難しいかもしれないが、何度か挑戦すれば突破できるだろう。 ワイヤレス通信で2人同時プレイに対応。協力ダンジョン・対戦ダンジョンの2種類がある。 協力ダンジョンは7種類あり、最深部にはボスがいる。 対戦ダンジョンは「早降り」「ギタン集め」といったルールを選んで相手と戦うことになる。 ジャックワンド種は協力プレイ専用のボスモンスターであり、1人プレイモードだとある条件を満たさないと戦えない。協力プレイでしか出会えないモンスターもいるなど、やけに通信に力を入れている。 対戦ダンジョンは一応『シレン3』にもあったのだが、協力プレイはシリーズ初の試みである。 豊富なクリア後ダンジョン。その数実に11である。 + ネタバレ注意 イノリの洞窟 持ち込みあり、昼夜ありのダンジョン。 「キャットストーン」というアイテムを7色揃えて最下層(*2)に行くと13種類の願いのうち1つを叶えてもらえる。 迷いの井戸 恒例の持ち込みあり難関ダンジョン。ワナも敵も強力なものが多いのが特徴。初回は30階でクリアとなるが、2回目以降は99階まで拡張される。 75階以降ではレベル4超過モンスター(*3)が登場するため、最強装備でも苦戦する。入念な準備が必要。 ゲンさんのシマ シリーズ恒例ワナダンジョン。決闘のワナを利用することで仲良しの証を入手することもできる。 ワナの利用はもちろん、モンスターを仲間にしたり、証が効果を失った後の白紙の巻物を利用することがクリアのカギとなる。 従来のワナダンジョンと比べて自由度が高いのが特徴。 人生の落とし穴 レベルが一切上がらないダンジョン。前作のあがらずの森と同じルール。初回は25階でクリアで、2回目以降は99階まで。 一方で落ちているアイテムは強力なものが多いため、装備の強化とステータスのドーピングがカギを握る。 天上の池 前作の置けずの洞窟と同じで、床にアイテムが落ちると消滅するダンジョン。多くの稼ぎテクニックが制限される。 名前通り、壁が無く周囲が水路のみのフロアがある。 異次元の塔 「毎フロアモンスターハウスが出現する」「武器や盾しかアイテムが落ちていない」などの特殊ルールがある15のエリアを、プレイヤーの任意の順番でクリアしていくダンジョン。全45階。 どのような順番でエリアを回るかという戦略が攻略のカギとなる。 おにぎり穴 一度入った部屋を出る(階段部屋と店を除く)と、その部屋全体が崩れて壁に埋もれてしまうため、後戻りが出来なくなってしまうというダンジョン。 最初からフロアの構成が見えているので、どのようにフロアを巡回するかを考えるのがキモとなる。また敵を壁に閉じ込めて処理するというテクニックが重要になってくる。 つるはし系の武器やトンネルの杖など、不慮の事態に際して壁を壊せるアイテムが命綱。無い時は最悪の場合詰む事もある。 旧道 ターンではなくリアルタイムの経過で満腹度が減少するダンジョン。4フロア移動するたびに最大満腹度も減少する。 その仕様から素早く行動する事と食料管理が重要と思いがちだが、実際には満腹度減少のペースはかなり遅いため、いかに長時間稼ぐかが重要なダンジョンだったりする。 初回のみ38階でボス戦となり、クリア後はボス戦は無しで99階まで拡張される。 地底の館全区 地底の館をすべてクリアすると出現するダンジョン。持ち込みなし、アイテム未識別のいわゆる「もっと不思議のダンジョン」。初回から99階まである。 常に視界明瞭である、致命的なマイナスアイテムが出現しない等の特徴から難易度は低め。 マゼルンが出ない(異種合成ができない)、まがいものアイテムが出ない、昼のみなどシリーズ初期作を思わせる硬派さも持ち合わせている。 原始に続く穴 シリーズ恒例の持ち込みなし・アイテム未識別のもっと不思議系ダンジョン。初回は50階までで、一度到達した後は99階層になる。 昼のみで夜が存在せず、かつ様々なアイテムが登場するため、本作で最もオーソドックスな最終ダンジョンといった位置付け。人気も高い。 豊富な知識と経験、土壇場の発想力が要求されるのは相変わらず。99階を踏破できればひとまず一人前といったところ。 運命の地下 とある条件を満たすと出現する、本作最難関と名高いもっと不思議系ダンジョン。初回から99階まである。 原始に続く穴に比べて有用なアイテムが出にくく、いやらしい敵も多い。昼夜の概念もあり、これまでの知識をフル活用して挑む必要がある。 UI関連 風来日記がソフト1つに対して2つになった。これまでのDSで発売されたシレンシリーズは、セーブデータが1つしか作れなかった。 ダンジョンで倒れてしまった他のプレイヤーを助けることができる、お馴染みの「風来救助システム」も実装されているため、一方のセーブデータで倒れたプレイヤーをもう一方のセーブデータで救助することも可能となった。 ダンジョン内でもアイテム図鑑が確認できるようになった。 矢だけでなく、杖や札も「セット」し、ショートカットボタンで使えるようになった。 ただし、セットできるアイテムは1つまで。また、これによって矢を「装備する」という概念は無くなった。 蔵と倉庫が近くなり、アイテム整理の利便性が上がった。 未識別のアイテムが、「未識別」「識別済み」「命名済み」の三段階で管理されるので、時間をおいてプレイした時などに困らなくなった。 未識別アイテムのうち、呪いや祝福がわからないアイテムは?マークがつくようになった。 一方で、アイテムの種類を示すアイコンが表示されなくなってしまうので、自前で名前を付けてしまうと何のアイテムだかわからなくなってしまうという弊害もある。Vita版ではアップデートで改善された。 持ち込み不可能のダンジョンでやられた場合、すぐに再挑戦できるようになった。「冒険をあきらめる」のショートカットも用意されている。 賛否両論点 ゲームバランス モンスターの強化や弱体化、異種合成の追加、武具の成長しやすさで戦いやすくなり桃の追加により夜の安定度も増すなど、全体的に前作の反省を活かしてバランス調整がなされているのは評価されている。 一方で、前作で最も致命的な特技を持っていたラビ種への対策は増えておらず(動かず印かねだやしだけ)、夜や通路での先制一発で即死しかねない超脳筋モンスターバシャーガが登場、すいだすゾウ種がシレンの強化状態なども吸い取るようになって対処が難しくなったなど、シレンシリーズらしい尖った部分は残っている。 前作で変化した自然回復の仕様「序盤は回復が早いが、最大HPが増えてくると遅くなるので他の点でカバーしなければならない」というものはそのまま。低層の安定度は高いが、高層に進むにつれて辛くなるという根本は変わっていない。 回復速度が遅くなるタイミングが、前作と比べて少し緩和された。前作では最大HP135で2ターンに1しか回復しない最低値になっていたが、本作では最大HP200で2ターンに1しか回復しない最低値になる。 過去作のもっと不思議のように装備・アイテムの整っていない低層だと死にやすく、低層ループ状態に陥りやすいという点を解消したのは評価できる。 しかし、タネッコやコガタナバチを筆頭に攻撃力が高い序盤モンスターが増えている。序盤で死ににくくするために回復速度を早めたのに、攻撃力が高いモンスターを増やすのは本末転倒とも言える。 にもかかわらず、前作で特に強力と言われた「透視(気配察知)・壁抜け・回復」らの腕輪は後ろ2つの入手難易度が上がったため、次第にジリ貧になっていくという終盤の手詰まり率が上昇した。 もちろん、これら3つが強力とされるのはゲームバランスを覆せるほどの強さがあるからなのだが、腕輪1つで一変するゲームバランス自体に問題があるとも言える。 「昼の盾」の存在。こちらも盾一つでゲームバランスが一変してしまう影響力があり、出現するかしないかでクリア成否に大きく関わる。武器と比べて盾の選択肢は大幅に狭まっていると言える。 深層の敵になってくると攻撃力のインフレが進み、たとえ修正値+99がついている盾であっても大ダメージを与えてくる関係から、昼のモンスターからの直接攻撃ダメージを軽減し、最大強化で60%ものダメージをカットする昼の盾系統が最強の盾とされている。 いかに深層の敵に対処するかというのが本来想定されていただろうバランスなのだが、昼の盾があればこれらの敵ともまともに殴り合うことができてしまう。 一応夜のモンスターからのダメージが増加するデメリットも存在するが、「原始に続く穴」など昼しか存在しないダンジョンにおいても普通に出現し、この場合は当然メリットしか存在しないことに。夜ありのダンジョンにしても夜だけは別の盾を用意すればいいだけの話である。 縛りプレイでもない限り、合成のベースは完全にこの盾一択と言われることが多い。それまでどんなに鍛えて成長させて印の詰まった盾があったとしても、これを拾った瞬間にメインに持ち替えても良いくらいに強い。あまりの強さに使用禁止の制限プレイをされることも多い。 まだまだ賛否両論なままの夜システム関連 新技にはなんと階段の位置が分かってしまう「ドコ?カイ弾」や、敵を即死させつつ道具に変える「道具ナレナレ破」に加え、部屋全体の敵をやりすごしの壺に閉じ込めた状態にする「ルームやりすごし閃光」など非常に強力なものが多い。使用しないのは縛りプレイと言われるほど。 技にはコストの違いが無く、8枠に好きな技を好きな数だけ登録可能な上、使用回数はフロア移動や仙桃を使う度に全回復する。そのため強力な技が揃うと「カイ弾を使って階段まで直進しつつ遭遇した敵は全てナレナレ破で道具に変える」といったパワープレイが可能になってしまい、むしろ昼よりも楽に進めてしまう。 よって、夜は「技が揃わない内はテンポが悪い上に理不尽死が起こり易い」一方、「技が揃ってしまえば安全かつ高速に進めるボーナスタイム」という両極端なバランスになっている。 この他、夜モンスターのレベルアップがわかりにくいなどの不評点はそのまま。 松明・桃系を引けていないまま夜が来ると詰みのような状態となってしまうという問題もある。 昼夜が有るダンジョンにおいては夜の技やモンスターテーブルの違いを利用して多彩な戦略が取れるようになっており、ゲームの幅を広げている面も有るが、前作と同様、技は実質的な「持ち込み不可ダンジョンへの持ち込み要素」であるため、好みが分かれる要素となっている。 『シレン4』と同じく、モンスターや道具の説明文にサブカル・萌えネタが多い。 例によってモンスター図鑑はサブカルネタまみれ。 モンスターの説明文は2行程度でフォーリー種などややこしい能力をしたモンスターを理解するのが難しいというのに、ネタの部分には4行とっている始末。 メニュー画面で見られるほうは経験値・系統・レベル・速度が確認できるのでそれなりに役に立つが、プレイ中に見られるほうはそれらについて書いてないために資料としては役に立たない。特にHPが見られないのは不便。 道具図鑑はサブカルネタは少ないが、特殊能力付きの武器・盾は説明がふざけている内容が多い。 攻撃の盾はレベル1の時点でネタに走っているために曖昧な説明になっており、レベル4まで鍛える事で初めて具体的な効果が記載される始末。 仲間の1人、コハルは武器や盾に変身し、シレンが装備して使うことができる。始めは「狐の剣」などまともな名前なのだが、成長させて最強形態にすると名前が「コハルモエモエー」「コハルハアハア」と人によっては使用をためらいたくなるほどのものとなり、説明文も露骨なものに変化していく。 しかも厄介なことに、コハルは通常のLVUPを一切せず、変身した装備を強くすると素のステータスも上がる仕様のため、強くするにはこうしていかざるを得ない。もちろんこれらの武具も道具図鑑完成には必須。 本シリーズは初代からして『美味しんぼ』の丸パクりキャラや『2』の物知りの杖などネタ要素に力を入れているが、それらとはかなり系統が異なるもののために人を選んでしまっている。 モンスター図鑑の説明文を考えたのはディレクターの醍醐頼希氏であり、「図鑑を読んでもらいたいなと思って作った」「面白いと思ったことをたくさん詰め込もうと思った」とのこと。(参考サイト1、参考サイト2) 『スーパーマリオRPG』の「なにかんがえてるの」のように、こういったテキストでふざけているゲームは他にもあるのだが、シレンシリーズはそういったネタには興味がないユーザーも多いこと、攻略情報を差し置いてくだらないネタばかり書かれていることから不評を買ってしまった。 NPC関連 もっと不思議系を除いた一部の持ち込みなしダンジョンに、通行人(NPC)が出現する。 『4』でも一部の通行人イベントが発生したが、それらはイベントのフラグを立てておかなければ発生しなかった。しかし今作では、持ち込みなしダンジョンに普通に通行人が発生し、利用することが出来る。 「そういうバランスに設定されたダンジョン」と言うだけだし、ゲームバランスを崩すほど強力と言う訳でもないが、緊張感が無くなったという意見も。 NPCのセリフがやけに長く、メッセージ送りもそれほど早くない、選択肢はBボタンを押してもいいえにならないなど、地味ながらストレスが溜まる。 メッセージ表示速度の問題はメニューのその他 →「ゲーム設定」→「ダンジョン設定2」の「メッセージ表示」で「ウェイトなし」で解決可能。 アイテムをくれるNPCはアイテムが持ちきれないとまた話す必要があるが、その時もまだかなりセリフが長い。 スズメの存在 ストーリーダンジョンを進んでいくと、スズメが(NPCとして)徘徊している場合がある。仲間に加えて、すずめのお宿(*4)まで連れて行くと、以後、一部のダンジョンにおいて、瀕死になると一定確率で出現し、HPと力・状態異常の回復をしてくれる。 が、その際に500ギタンの料金を要求されるので、持ち込み不可ダンジョンでの最序盤では利用出来ないケースが多い。にもかかわらずイベントは発生する。もちろん回復はしてくれないので、無駄に長いイベントを見せられる。 そもそもダンジョンの最序盤と言うのは些細な事で瀕死になりやすく、最序盤は自然回復も早いので多くの場合はターン経過で難なく回復できる。仮に倒れたとしても、失う物が少ないのですぐリスタートすれば損失は少ない。そういった心構えが基本にもかかわらず「最序盤で瀕死になったら助けに来てくれる」と言うのはただの有り難た迷惑である。 また、シレンが敵の方向ではなく、スズメの方向を向いてしまうのも地味ながら厄介。スズメが去った後に誤って敵のいない方に攻撃してしまう事がある。 以上を総合して、「テンポが悪くなる」ことが不評の主な原因である。もちろん、ギタンが充実してくる中盤以降なら役に立つ存在ではある。「所持金が500ギタン未満の場合はスズメは現れない」という仕様になっていれば、ほとんど問題はなかったのだが……。 ワナ師ダンジョン「ゲンさんのシマ」の仕様 ゲンさんのシマはワナ師ダンジョンであると同時に、仲良しの証でモンスターを仲間にしながら進むダンジョンでもある。『シレン2』で例えるなら、「中腹の井戸」と「神社の隠し穴」を組み合わせたような感じ。 仲良しの証は非常に強力で、モンスターを仲間にできるだけでなく、フロアを下りた時に一定確率で白紙の巻物に変化する。仲良しの証が複数入手できるため、白紙の巻物も簡単に量産できてしまう。 白紙の巻物を利用すればアイテム稼ぎや装備品の強化が簡単に可能で、ワナや仲間モンスターに頼るまでもなく、ただのごり押しでクリアできてしまう。ワナ師ダンジョンの方向性を大きく破壊する要素ともいえる。 もちろんそれはそれで「稼ぎ・育成に特化したダンジョン」として楽しむことができるが、突き詰めると単なる作業ゲーであり、本来のワナ師ダンジョンとしての楽しみは薄れてしまっている。 縛りプレイになるが、白紙の巻物を使わず進める分には程よい難易度になる。仲良しの証が白紙の巻物に変化する仕様がゲームバランスを壊しているとも言える。 スーパー状態のバランスの悪さと罠数の増加 今作で追加されたスーパー状態は非常に強力で、維持し続ければ相当なバランスブレイカーとなる反面、ちょっとした事で解除されてしまうので実際に維持し続けるのは難しくなっている。 特に罠は踏んだだけで解除されるリスクがあるのだが、罠による解除を狙い過ぎた結果なのか、一部を除くほぼ全てのダンジョンで罠の設置される数が異様に多い。 1フロアで罠の数が2桁を超える、1小部屋に2~3個等はザラで、特に罠が多いダンジョンでは1部屋に5個以上の罠が設置されている事も珍しくない。 罠をチェックして進むにしても数が多すぎる上に、99階層という事もあり手間が尋常ではなく、ただでさえ長いプレイ時間が更に間延びするため作業感も強い。 ストーリーダンジョンですら例外ではなく、特に初心者には罠関連の知識や技術のフォローも少ないため罠増加による難度上昇の影響は大きい。 また、シレンの満腹度が20%や10%になった時のアナウンスメッセージでもスーパー状態は解除される可能性がある。 罠チェックを徹底していると自ずと満腹度の消費も増えてしまうため、現在満腹度にも気を配る必要がある。 「グー」というシレンのお腹が鳴った効果音と共にスーパー状態が解除されてしまうのは拍子抜けである。 とにかく罠を良く踏むため「罠を踏まされている」感が強く、スーパー状態どうこう関係無く理不尽さだけが際立ってしまった。 スーパー状態自体は非常に大きなメリットであるものの、それ一つのためにスーパー以外の大部分にも影響する罠を無闇に増やすのはバランス調整としては雑と言わざるをえない。 もっとも、「スーパー状態を解除させるためにワナの数を増やした」と公式が明言したことは無いので、別の理由があるのかもしれないが。 そもそも、本気でスーパー状態を維持したいプレイヤーは素振りによるチェックを徹底して罠を踏まないようにしているため、罠を増やすこと自体がスーパー状態対策になっていない。罠チェックをしない派のプレイヤーが割を食ってしまっている。 まがいもの道具 前述した通りまがいもの道具はやたらと数が多く、「枝回復の巻物」「転ばぬ先生の杖」「変花の壺」のように実質無意味な物や、「合城の壺」「召介状」「金滅の巻物」といった強烈なマイナス効果を持つ物もある。 「楽草」「腹活の草」「やりなおせ草」も、満腹度が5%回復することを除けば無意味である。雑草と違って異種合成もできないため、ある意味雑草以下の存在。 マイナス効果を持つ物はゲームの難易度調整という点では必要かもしれないが、無意味な物については存在が邪魔、道具識別の面倒臭さを上げているだけと批判されることもある。 ほとんどのまがい物が本物と同じ値段なので、値段識別も通用しづらい。 入手できるアイテムの数は限られているので、せっかく入手したアイテムが無意味なまがいもの道具だった時のショックは大きい。 道具名も寒いギャグのようなノリで付けられたものが散見されるため、嫌うプレイヤーもいる。最初は笑えても、所詮は一発ネタなので次第に飽きてくる。 「タダの巻物」「国った時の巻物」のように強力な効果を持つ物、「身伐わりの杖」「壺増犬の巻物」のようにトリッキーな使い方ができる物もある。ゲームの面白さに貢献しているまがいもの道具もあるため、一概に悪いシステムとは言えないだろう。 前述の通り、投擲アイテム「石」のまがい物で投げるとシレンの向きに関係無く右方向に飛ぶ「右」のように、言葉遊びとしてなかなかハイセンスな物も有る。 地底の館ではまがいもの道具が出現しない、原始に続く穴では18F以降にしかまがいもの道具が出現しない、と一部ダンジョンでは配慮されている。 問題点 パッケージに「Wi-Fiコネクションで対戦・協力プレイ!」と書いてあるのに、実際はワイヤレス通信のみ対応。一応ウェブサイトで告知はされているが…。 風来救助はWi-Fi対応なのでご安心を。 なお、廉価版では該当文が「DSワイヤレスプレイで対戦・協力!」に差し替えられている。 リセットペナルティは相変わらずの厳しい仕様。 本作もDSシレン作品の例に漏れず、中断せずに電源を切った場合強制的に冒険失敗となってしまう。当然所持していたアイテムは全てロスト。 フリーズによって泣く泣く電源を切る事になっても問答無用でロストする。『4』同様、装備に付いているタグも無効化されてしまう。 しかもポイントカードに貯まっているポイントすら無くなるという謎仕様。ポイントカードがロストしなかった場合でもポイントは消滅する。 何故わざわざポイントまで消す必要があるのだろうか…。 ほとんどのクリア後ダンジョンで、初回は○Fで強制的にクリアとなってしまう仕組みがある。 初回がどんなに順調でも、クリア後に引き続き潜ることはできない。また、2回目以降に初回と同じフロアで終えることはできない。 『4』にもこれと全く同じ仕様があるが、対象は一部のダンジョンのみであった。 シリーズ初期の一部のダンジョンで似たような仕様はあったが、それらはNPCに話しかけることで任意のタイミングで帰還できたために問題視されていなかった。 例外として「イノリの洞窟」に限り、2回目以降の43F以降では魔法陣が登場するため、43F以降でも任意のフロアで踏破が可能になっている。 エキスパート証明書について 判定基準がゲームで説明されない上に、達成できているか否かはダンジョンをクリアするまで全く分からない。 証明書だけを目当てにダンジョンに潜る場合に特に問題になる。達成したつもりがどこかで判定に引っかかっており、数時間が無駄骨になることがザラにある。 更に、フォーチュンタワーのエキスパート証明書は条件を満たしても祝福アイコンが表示されない(達成した証明にならない)バグがある。後述のように移植版では修正されている。 新種道具関連 作った新種道具の消去は、64種類の登録数の限界を超えた場合にしかできない。 これにより弱い新種道具を削除できなかったり、強すぎる道具がバランスを崩してしまっても対処しにくいなど非常に融通がきかない仕様になってしまっている。 これらの仕様から、一度でも新種道具を登録してしまうとそのセーブデータでは二度と「新種道具が出ない状態」には戻せなくなってしまう。 「新種道具を使いたくないなら入手しても使わなければ良い」という擁護意見もあるが、「出ない状態に戻せないことが煩わしい」というプレイヤーもいる。 前述通り一部のダンジョンでは登録した新種道具が登場するが、一部の持ち込みなしダンジョンにも新種道具は登場するため、実質的な持ち込み要素になってしまっている。難易度低下には一役買ってはいるのだが。 新種道具を全く作っていないデータの場合、新種道具として出現するはずだったアイテムは薬草に置換される。 DS版では新種アイテムを作る甕を増やす方法がすれちがい通信のみ。 『ドラゴンクエストシリーズ』などと違い、プレイヤーの母数が少ないシレンですれちがうのは至難の業。発売当時でも、都心部ならまだしも地方では絶望的だった。 同一ソフトとすれちがっても達成できるので、現在でももう1台DSとソフトを用意できれば増やすことはできるが。 マグマフロア フロア全域の部屋にマグマが発生するフロアがある。噴出したマグマの周囲1マスにいたキャラは30ダメージを受け、落ちていたアイテムは消滅する。 貴重な床落ちアイテムが消えてしまう、逐一マグマ噴出のメッセージが表示されるためテンポが悪い、などの理由により評判が悪い。 昼モンスターに30ダメージを与えられるのはメリットと言えなくもないが、寝ているモンスターを叩き起こしてしまうというデメリットもある。しかも、夜モンスターにはマグマが1ダメージに変換されてしまう。 マグマが噴出した場所にあるワナは消滅する。通路がなく強制バネによって部屋を移動するフロアの場合、強制バネがマグマによって消され詰みとなってしまう可能性がある。 フロア移動のワナ 踏むと3フロア先にワープしてしまうワナ。これだけ聞くと落とし穴とあまり変わらないように思えるが、このワナは一気に3フロアも飛ばしてしまうのが厄介。 特に、マゼルン種が出現するフロアをこの罠でスキップしてしまうと、冒険のプランが大きく狂ってしまう。 原始に続く穴では必ず店が出現するフロアがあるが、直前のフロアでこの罠を踏んでしまった時のショックは大きい。 シレンシリーズに厄介なワナは数多く存在するが、このワナだけは削除してほしいと本気で求めるプレイヤーもいるほど。 『シレン4』から登場しているワナだが、前作では持ち込み不可ダンジョンにはほとんど出なかったため問題視されていなかった。 なお、フワッティー系が3匹揃うと使う特技や「バクチの巻物」の効果にも同様に数フロア移動する物はあるが、発生する場面がより限定的なので、これらはあまり文句は言われていない。 前作同様、投擲の命中率が低い。 解析によると、シレンのアイテム投げの命中率は84%。『トルネコ1』や『シレン1』の87.5%よりさらに下がっている。 一応、投擲を必中にする共鳴(必中小刀系+弾きよけの腕輪)はあるのだが、どちらもレアアイテムで持ち込み不可ダンジョンではまず揃えられない。 『シレン2』や『アスカ見参』には投擲を必中にする「百発百中の腕輪」があったのだが、本作には登場していない。 札は一度に複数のモンスターを対処できる優秀なアイテムなのだが、この命中率のせいで「外すと死ぬ」ような状況ではアテにならなくなっている。 2~3連続は当たり前、酷い時は4~5発連続で外れるといった場面も珍しくないため、安全のための投擲手段の筈が「投擲という手段自体が不安定すぎて安全ではない」という本末転倒なシステムになってしまった。 通常攻撃はLvが高い武器を装備していると当たりやすい仕様になっており、素手だと92%、Lv8の武器を装備中だと95%の確率で当たる。投擲に比べれば外れにくい印象を受ける。 仲間システム関連。 ストーリーで同行するジロキチは、クリアした後には一切仲間に出来ない。彼が冒険に着いてきた目的を考えれば自然な流れではあるが……。 クリア後に追加される「旧道」を出現させると、ストーリーの都合上により、初回クリアするまでおコン・コハル・ゲンさんを再度仲間にすることができない。その間は3人のレベルアップも不可能になる他、「ゲンさんのシマ」にも入れなくなってしまう。 それ自体はストーリーの流れなので特に問題とは言えないが、旧道の初回はこの3人の仲間をしたボス戦となり、にもかかわらずこの状態に突入すると育成できなくなる、と言うのが問題。このボスが相当手ごわいためある程度レベルアップさせていない状態で解放してしまうと厳しい戦いを強いられる。 シナリオダンジョンで一回死亡によるアイテムロストをすると、元の場所まで戻るのが困難。 過去・現在・未来の塔の初回クリア時には一旦街に戻されるため、順番にクリアすることで装備が成長しアイテムも集まるので首尾よく進めることが出来る。 しかし、街に戻されるのは初回のみ。一回それ以降で死んでしまいアイテムロストすると、難易度的に過去の塔以外の選択肢は困難になり、そこを抜けると本来は未来の塔の次に行くはずのフォーチュンタワーに行かざるを得なくなる。 さらに、ジロきちも死んだ階に置き去りになる。 いきなり未来の塔に行くのも不可能ではないものの、1Fから強敵を相手にしなければならないため対処アイテムを蓄えていないと困難。 一応、装備のタグ付けやポイントカードでやりなおし草を交換する等の救済措置はあるが、街中の探索をあまりしない人の詰みポイントではある。 素潜りプレイはこの理由で、シリーズ内ではかなり困難な方となっている。 シナリオダンジョンのみ風来救助が「救援」という特殊なシステムになっており、DS版ではワイヤレス通信でしか救助できない。 救援はダンジョンに入る必要がなく、相手に復活の草かやりなおし草を送るだけで救助完了という味気ないもの。 パスワードやWi-Fi救助のように、全国のプレイヤーに助けを求めることができない。協力・対戦ダンジョンと同様、近くにDSを2台用意する必要がある。 初心者が最も利用したいと思われるシナリオダンジョンの救助が、環境を揃えるのが困難なのはいかがなものか。 7色のキャットストーンが集めにくい上に持ち運びにくい。 7色必要にもかかわらず基本的にどの色を入手するかはランダムで色の被りあり、さらに壺に入れる事が出来ないというのがネック。入手が運任せな上に、下手に手放せない仕様でありながら管理も手間と、あらゆる部分で不便。 特に壺に入れる事が出来ないという点に関しては、ネコマネキ村の蔵や、各拠点で利用できる倉庫でも例外ではなく、必要な数も相まって管理が面倒臭い、枠を圧迫するから邪魔になると度々指摘される。 一応、旧作にも壺に入れることができないアイテムはあったが(*5)、両者ともそれぞれに意味があるアイテムであり、管理そのものが問題になる程の事は無かった。 この点7色必須という点も相まって数が膨らみやすく、保管しておく必要があり、尚且つ決まったダンジョンで願いを叶える以外では完全に邪魔な存在でしかないため、余計にこの欠点が目立ってしまう。 キャットストーンはシナリオのクリア後にタヌキが3000Gで販売してくれるのだが、タヌキはこれまでに入ったダンジョンかつ到達した階層の何処かに配置される。 これが困りもので、ギタン持ち込み不可ダンジョンの1階に配置など、とても購入が現実的ではない場所に配置される事も。 ダンジョンを行き来する事で販売する箇所が変わりはするが、その分の手間は変わらず、配置場所が変わった所で解決するとも限らない。 仕様上、挑戦したダンジョンが増えるたびにタヌキの行き先候補も増える。キャットストーンを買うために行きたくもないダンジョンに行くのは苦痛。 タヌキの合言葉を利用する事で1セットは揃えられるが一度だけで、イノリの洞窟の願いは13種類もあるので、1セットだけでは到底足りない。 他の入手法としては「迷いの井戸」の壁の中から見つける、二択屋で引き当てるといった方法があるが、これも運要素が絡んでいるし、望みの色以外が手に入ることも多い。 結果、上記の購入や真っ当にダンジョンに潜って収集するのは非効率過ぎてまるで利用されず、救助パスの公開(*6)や二択屋といったイレギュラーな方法ばかりが推奨されているが、結局こちらも真っ当に集めるよりはマシ、という程度で手間がかかる点は何も変わらない。 イノリの洞窟の願い 苦労してキャットストーンを7色集めてもすぐに願いを叶えられるわけではなく、イノリの洞窟43Fというそこそこ深いダンジョンに潜る必要がある。何度も願いを叶えたいなら何度も行く必要がある。 イノリの洞窟で叶えられる願いに関しても、ここで願いを叶えなければ挑戦不可能なダンジョンや願いでしか入手出来ないアイテム、夜の技まで複数存在する。 この願いによって解放されるダンジョン「運命の地下」はクリア報酬が7色のキャットストーン全部なのもイマイチ噛み合っておらず、ダンジョン自体も昼夜が存在する本作最難関ダンジョンと言う位置づけ。技をある程度集めておかないと簡単にクリア出来る程のものではない。 その他の願いとして、ボスキャラクター(*7)から1体と再戦できる願いも用意されている。 ボスと再戦できること自体は嬉しい要素だが、そのためにキャットストーンが7色必要なのは手間に見合っていない。アイテムをもらえる願いの方が有益なので、あえてこの願いを選ぶプレイヤーはほとんどいないだろう。 ジャックワンド種は協力ダンジョン専用のボスモンスターであり、1人プレイではイノリの洞窟の願いでしか戦えない。しかし、他にも魅力的な願い事があることや、7種いるうちの1種しか1度に戦えないことから、モンスター図鑑を埋めるならもう1台DSとソフトを揃えて協力ダンジョンをやったほうが楽だろう。 総評 前作の良いところを引き継ぎつつ、荒削りな部分をマイルドかつバランスよく仕上げており、しばしば「『4』のバランス調整版」と評されている。 逆にいえば前作との違いがあまりないということでもあるが、遊び応えやシステムは純粋に『4』以上である。 単体で見ても確実に良作の域であり、難易度は控えめでありながらやり込み要素も豊富。UI関連もかなり洗練されており、快適なプレイが可能。 プロシレンジャーからローグライク初心者までお勧めできる作品である。 余談 前作発売との間がわずか10カ月しかないことが災いし、売上が悲惨なことになってしまった。結果として一時期かなりの値崩れが起こり、前作の方が値段が高くなっていた。 しかし、これは新品の廉価版が約2,500円という安さで販売されたことにつられて価格が下がったからである。 その廉価版も生産停止になった今となっては、再び前作より本作のほうが高くなっている。 『3』の失敗が尾を引いて出来が悪いと思われることもあるが、前述の通り全くそんなことはない。 『アスカ見参』の時といい、どうも販売戦略に恵まれないシリーズである。 2013年に藤商事から『CR不思議のダンジョン 風来のシレン すずね姫とまどろみの塔』としてパチンコ化された。 シリーズからキャラクターを結集しており、一部オリジナルキャラも登場した。 不思議のダンジョン 風来のシレン5 plus フォーチュンタワーと運命のダイス 【ふしぎのだんじょん ふうらいのしれんふぁいぶ ぷらす ふぉーちゅんたわーとうんめいのだいす】 対応機種 プレイステーション・ヴィータNintendo SwitchWindowsiOSAndroid 発売日 【PSV】2015年6月4日【Switch/Win】2020年12月3日【iOS/Android】2022年3月30日 定価 【PSV】パッケージ 4,800円【PSV】ダウンロード 4,320円【Switch】パッケージ 3,980円【Switch】ダウンロード 2,709円【Steam】2,709円【iOS/Android】2,000円※全て税別 判定 良作 ポイント DS版のバージョンアップ移植追加要素に加えてバグも修正後発バージョンはさらにダンジョン追加 ※DS版との共通項目は省略。 変更点・評価点 『風来のシレン4 plus』と同様の調節がされた プレイ画面がワイドになり、DS版と比べて表示範囲マスが広くなりプレイしやすくなった。 現レベル数値の下側に、次のレベルアップまでに必要な経験値の目安がバーで表示されるようになった。 被ダメージと回復の時、数値がキャラクターに一瞬表示されるようになった。 ダンジョンギミックの一つである津波(大洪水)が削除された。 持ち物リストが「8個*3ページ」から「12個*2ページ」と旧作に表現が近くなった。 壺の中身は持ち物リストの右上側に表記 「見渡す」を右スティックから使用できるようになった。 マップの大きさ・位置・透明度を変更できるようになった。 トップメニューの風来番付が、BEST3からBEST10へ拡張された。 トロフィー・実績機能の追加 これにより、冒険の足跡の記録が大幅に減少した。 すれちがい通信機能が削除 そのため、全ての秘伝の窯の解放条件がクリア後にポン太に話しかけて特定の選択肢を選ぶだけになった。 フー消し機能の全面削除 全BGMがDS音源からオーケストラアレンジされ『シレン3』に近い音質になった。過去作からの収録曲が増えた。 旧作出典のBGMのうち、『DS2』(GB2)と『アスカ見参』のBGMが削除され、『シレン3』『シレン4』からの収録曲に差し替えられた。 未識別アイテムに値段数値などを入力すると、アイテムアイコンからの種類が判別できなくなる問題を修正。 アイテムアイコン上の右側に、祝福時などのアイコンを重ねたことで未鑑定や道具封印状態でも種類が分かるようになった(2015/8/6アップデートで修正)。 DS版にあったバグが修正された。 スーパー状態中の攻撃力/守備力アップ状態の時、中断するたびに攻撃力/守備力が上昇するバグを修正。 エキスパート証明書のフォーチュンタワー部門達成時にて、祝福アイコンがつかないバグを修正。 石像の洞窟の一部の問題が変更された。 ダンジョンが6個+配信で10個追加された。いずれも前述のダンジョンセンターから、ストーリー本編をクリアしなくてもすぐプレイ出来る。 高難易度のダンジョンが多く、難易度が全体的に低めなDS版では満足できないようなプレイヤー向けのサービスという位置づけである。 ダンジョンごとに明確なテーマが有り、ゲンさんのシマとは別の罠ダンジョンや、前作の二撃の洞窟と同じルールのダンジョンなども存在している。 追加ダンジョンではDS版では激レアだった装備が普通に床に落ちていたり、クリア報酬になっていたりする。 DS版では非常に入手が困難だった、にぎりよけの盾やサトリピックの入手機会が大幅に増えているのは嬉しい変更である。 逆に言えば、DS版時代からあるダンジョンでレアアイテムのために奮闘する意味が大幅に薄れたともいえるが。 持ち込み可能なダンジョンは少ないものの、修正値がある剣と盾を集めやすく入手できる種類も多い「商人の隠れ家」、強い敵は出るが異種合成がしやすくポイントが貯めやすい「食いしん坊の館」など、救済的な配慮がとられたものもある。 追加ダンジョンが全て持ち込み可能だった『DS』『DS2』では批判が殺到したため、持ち込み不可能ダンジョンを多数追加する方針は悪くないだろう。また、商人の隠れ家のように、持ち込み可能だが持ち込み無しでもクリアできるバランスのダンジョンも評判は良い。 + PSV版追加ダンジョンの概要一覧(「ガマラの逆襲」以降は配信で追加) 商人の隠れ家:店の出現率が高い一方、草・杖などの消費アイテムが店でしか手に入らないダンジョン。アイテム持ち込み可能。 その特徴上、剣・盾・腕輪・壺が拾いやすく、アイテムロストしたときの立て直しや修正値稼ぎに向いている。救助待ちを利用した稼ぎが有効。 警告の谷:風が吹くまでの時間が早いダンジョン。持ち込み前提の難易度。このダンジョンのみ、制限ターンを表すゲージがつく。 青春の1ページ:国った時の巻物が大量に出現し、これを使ってモンスターの証を手に入れて仲間にしながら進んでいくダンジョン。 「ゲンさんのシマ」と違って罠に頼れない、振られた時のHP減少のリスクがあるが、告白したモンスターを無条件を消せるメリットはある。 ハンターの池:床落ちアイテムが無い代わりに、敵のアイテムドロップ率が高いダンジョン。全階層が水路フロア。 わくわくパラダイス:「わくわく(沸く沸く)」だけに敵が湧くターン数が早く、そのフロアでは立ち向かうのが難しい強敵が出現する。 部屋がすぐに敵だらけになったり、罠の数も多い、突風が吹くのも早いなど、追加ダンジョンの中ではかなりの難関となっている。 ファミ通の挑戦状:最初からまともに戦えない強さの敵が出てくる逃げダンジョン。投擲が必中という特別ルールがある。『シレンGB2』の「壺の洞窟」をオマージュしている。出現させるには合言葉の入力が必要。 クリアすると編集長からのメッセージが聞ける「編集長の壺」が入手できる。 ガマラの逆襲:剣と盾が金食いセット(*8)しか出現しない代わりに全フロアにガマラ種が登場。 つまり、名前に反してガマラを狩りまくるダンジョンである。PSV版では当初、スコアアタックイベントが行われていた。 玄人の足跡:原始に続く穴がベースだが、回復系アイテムの入手が難しく、極力ダメージを未然に防がなければならない玄人向けダンジョン。 オーラの遺跡:自然発生した敵が全てオーラを纏うダンジョン。シレンもすぐスーパー状態になれるが、フロア移動で解除されるという特殊ルール付き。 眠りの大地:夜のみのダンジョン。PSV版追加ダンジョンで唯一夜が有るダンジョンでもある。このダンジョンのみ、ストーリーを進めないと解放されない。 前作の「常夜の洞窟」と同じルールだが、アイテム持ち込みが不可能。 二撃の道:前作の「二撃の洞窟」と同様で、シレンも敵もダメージ1発でHP1になり、HP1でダメージを受けると死ぬ特殊ルールのダンジョン。 食いしん坊の館:特製おにぎりが頻繁に落ちているダンジョン。アイテム持ち込み前提の難易度で、序盤から強いモンスターが登場する。 似たような「迷いの井戸」とは違って凶悪な罠が少ない上に、ポイントスイッチが出やすく手に入るポイントが高い。仲間も連れていけるので育成にも最適。 あらしの森:落ちているアイテム数が極端に少ない上に、4F以降全フロアに畠荒らし種が出現するダンジョン。 一の位が4のフロア(*9)で必ずモンスターハウスが出現し、畠荒らし種だらけである。 一の位が4以外のフロアでは、床落ちアイテムが1個だけという厳しい設定。 モンスター集会所:一の位が9のフロアで固定MHが、10の倍数のフロアで店が出現するダンジョン。 比較的オーソドックスなルールで、識別済みのアイテムも多いため、初心者でもクリアしやすく人気が高い。 ワナ師の箱庭:常にワナ師状態の特別ルールダンジョン。 「ゲンさんのシマ」と違って罠で倒さないと経験値が入らない、決闘のワナには頼れないなど違いがあり、ワナの熟知が要求される。 波乱の岩場:MHの出現率が高い他、未識別の致命的なマイナスアイテムが床落ちしていたり、レアアイテムが通常店で販売されていたり、名前通り波乱の展開が起きやすいダンジョン。 2020年12月3日にSwitch/Win版が発売。内容はPSV版をさらにパワーアップしたものとなっている。 個人の実況動画が正式に許諾されており、実況動画向けにゲーム画面を縮小して所持アイテムなどの情報を同時表示する「ライブ探索機能」が追加された。 タイマーや状態、持ち物などが常に表示されるため、配信抜きで普通にプレイする場合でもありがたい。フロアの滞在ターン数の表示についても、ひとくいデビルの出現や突風までのターン数も把握しやすい。また、配信でアドバイスが貰いやすくなるメリットも存在する。 PSV版の全ダンジョンに加えて、さらに3つのダンジョンが追加されている。いずれも持ち込み不可能、基本的には昼のみである。 PSV版の追加ダンジョンと同じくダンジョンセンターからプレイ出来るが、運命神の裏庭だけは一度ストーリー本編をクリアするまでプレイ不可能。 + Switch/Win版追加ダンジョンの概要一覧 無刃の荒野:武器が入手できず、通常攻撃も1ダメージに固定される。矢や石をメインの攻撃として活用していく。 エキスパート証明書の「直接攻撃しないでクリアしろ!」をコンセプトにしたダンジョンと言える。 盾もほぼ成長しないため、できる限りモンスターに隣接されないように突破するのがポイントとなる。 死線の回廊:最初に制限ターンを自由に決めて挑戦する。フロア毎の風が発生せず、指定したターンが来ると突風が吹いて冒険失敗になる。 『アスカ見参』の「ガチンコ万歩計」のように10000ターン以内でのクリアを目指すやりこみプレイが可能な他、最長の99999ターンに設定して普通にクリアを目指す遊び方も可能。 1フロアの滞在ターンに制限がないため、1フロアでデビルを倒し続けるなど他のダンジョンとは違う稼ぎ方が有効。 脱出の巻物が無効、特定の階層だと中部屋迷路フロアや召喚スイッチが多いフロアが固定で登場、深層だと武器・盾が成長した状態で落ちているといった特徴もある。 運命神の裏庭:シレンが敵を一撃で倒すと貰える経験値が増えるが、逆に2発以上かかると貰える経験値が減る。 持ち込み不可ダンジョンでは珍しく、ダンジョン内に旅仲間が登場する。仲間が敵を倒すと通常通りの経験値が貰えるため、それを利用した立ち回りが有効。 「死線の回廊」と同様、深層だと武器・盾が成長した状態で落ちている。 PSV版ダンジョンの内、「ファミ通の挑戦状」が「至高への挑戦」と改称されている。合言葉の入力も必要なしに遊べるようになった。壁の中に点在するファミ通の看板も消えており、パコレプキーナの姿が隠されなくなった。 このダンジョンのクリア報酬である「編集長の壺」が「新作の壺」というアイテムに変わっており、押すと「お金や会社の事情もあるが、一人一人のファンの声が大きければシレンの新作を出せるかもしれない」という旨の当時のメッセージが表示される。 一度でも聞いたことがあるBGMを後で聞き直せる「BGM図鑑」が追加された。 救助パスは両機種に互換性があるが、PSV版との互換性はない。 シナリオダンジョンの救助「救援」が、インターネットで全国のプレイヤーに助けを求められるようになった。 発売当初は再現性の高いフリーズバグが有ったが、Switch/Win版ともに発売から1週間程度で修正された。 そのほか、秘伝の窯の更新時間が日付が変わった直後(0時0分)ではなく、9時0分に変更されている。 風来日記が1つのアカウントにつき、5つまで作成できるようになった。 2022年3月30日にスマートフォン版が発売。内容はSwitch/Win版とほぼ同じで、それらとの救助パスの互換性もあり。 オートセーブ機能が搭載され、中断せずにゲームを終了してもプレイ状況が保存されるようになった。 ただし、操作性などの理由から他機種版を好むプレイヤーも多い。 問題点(plus) 追加ダンジョンにクリアアイコンやエキスパート証明書の実装がされていない。 特殊なダンジョンも多くやりごたえもあるため、そういったやりこみの証明を残せないのは残念である。 PSVの段階ではDLCなので仕方ない部分もあるが、これが初期実装されている後のSwitch/Win版でも同様に実装されていないのは明らかな手抜きである。 追加ダンジョンの多くが、75F前後からレベル4超過モンスター(ギタンマムル2など)が発生する雑な難易度調整になっている。 レベル4超過モンスターは非常に攻撃力が高く、一撃で最大HPの半分以上のダメージを受けることも。ある意味『シレン1』の36F以降のバランスと似ているが、対して今作は前述したHPの自然回復の仕様もある。終盤の難易度が急激に上昇しているため、賛否分かれる調整。 DS版ではレベル4超過モンスターが発生するのは持ち込み可の「迷いの井戸」のみだったが、PSV版では「わくわくパラダイス」などの持ち込み不可ダンジョンでも現れるようになり猛威を振るっている。 昼の盾が出るダンジョンなら丁度いいバランスになっていたかもしれないが、よりによって追加ダンジョンでは昼の盾が入手できないことが多い。 PSV版追加ダンジョンは作りこみが甘いものもあり、調整がお粗末な点も見られる。 DS版からあるダンジョンと比べて、フィアーラビ種とバリズドン種の出現階層が早いダンジョンが多い。 どちらも事故死の要因になりやすいモンスターであり、難易度上昇の一因になっている。 玄人の足跡 一部の回復系アイテムが入手しにくい・レベル4超過モンスターが出現する・突風が吹くのが早いことを除けば、原始に続く穴とダンジョン内容がほとんど変わらない手抜き設定。そのためか、追加ダンジョンでは珍しく昼の盾が出現する。 焼きおにぎりや復活の草は難なく入手できてしまうため、「回復系アイテムが入手しにくい」というコンセプトも中途半端になってしまっている。 わくわくパラダイス 1Fから強敵「コロロン」が出現し、開始直後にこいつに会うとほぼ詰んでしまう。1Fだけを繰り返す低層ループに陥りやすい。 他にも、アイテムはほぼ全て未識別で強烈なマイナスアイテムが床落ち出現、深層にはレベル4超過モンスターが出現、突風が吹くのが早い……とプレイヤーに不利な要素が多く、自由度が低い。せめてアイテムを識別済みにするなど、バランスを取ってほしかったところである。 敵をたくさん倒せるのでスーパー状態を狙いやすいのが救いだが、それを阻むためなのかワナの数が多い。ワナチェックをこまめにやらないとすぐにスーパー状態が切れてしまう。 ワナ師の箱庭が非常に簡単。 従来のシリーズのワナ師ダンジョンや「ゲンさんのシマ」と比較すると、落とし穴の罠の出現率が非常に高い上に、保存の壺はもちろんのこと壁抜けの腕輪や透視の腕輪が普通に床落ちしている。 アイテムの弱さを罠で補うという罠ダンジョンの方向性を大きく狂わせており、普通に攻略してもほとんど困ることはなく、その上で罠に頼ることもできる(=罠による想定外の事故も皆無)ため、視界明瞭なダンジョン構成も相まって終盤は作業ゲーになりがち。 一応レベル4超過モンスターは出現するが、これらの装備品や視界明瞭なダンジョン構成や罠の存在からして苦戦することはさほど無い。 ゲンさんのシマも前述の通りなので、本作のワナ師ダンジョンは2つとも物足りない難易度になってしまった。旧作のワナ師ダンジョンはいずれも難易度が高い傾向にあったので、難易度を下げる方向性自体は悪くないのだが。 ジロきちはストーリーをクリアした後でも、Switch/Win版追加ダンジョン「運命神の裏庭」でのみ仲間にできるようになった。 だが、「運命神の裏庭」は持ち込み不可ダンジョンであるため、倉庫からアイテムを持ち出して育てる、と言う事が不可能。ストーリー中に育成しておかないと、育成が非常に面倒。 さらにしっかり育成していたとしても、カッパなどに「超不幸の種」を投げつけられると、レベルが1に戻ってしまい育て直しとなる。 せっかくもう1度仲間にする事が出来るようになったにもかかわらず、結局安心して連れ回す事ができないのは残念である。 Switch/Win版では、2人で遊ぶ協力ダンジョン・対戦ダンジョンが削除されてしまった。 人気はそれほど高くなかったが、2人プレイはシレンシリーズでは珍しい機能だったので削除を残念がる人もいる。特にSwitch版は2人プレイとの相性も良かったはずだが。 協力ダンジョンのボスだったジャックワンド種と戦うためには、キャットストーン7種の願い事が必須になった。ジャックワンド種は7種いるのでモンスター図鑑コンプリートには7回分も必要になる。 もちろん、図鑑コンプリートにこだわらないなら無理に倒す必要はないのだが、一度に全てのボスと戦えるボスラッシュダンジョンを作るくらいの配慮はしてほしかったところである。 一部の問題点はDS版から改善されていない。 新種道具が任意で消せない、仲間やリセットペナルティなどの仕様も据え置きとなっている。 特にキャットストーンに関してはジャックワンド種の事もあって必要数が更に増え、なおさら不便に。 ほとんどの追加ダンジョンは2回目以降の踏破に必要な階層が増加するが、「食いしん坊の館」は50F固定、「モンスター集会所」「死線の回廊」は99F固定となっている。 二回目以降で99F固定ではないのは、「オーラの遺跡」の30Fまでと、「青春の1ページ」「ハンターの池」「眠りの大地」の50Fまでのみとなっている。 モンスター図鑑の説明文もそのまま。サブカルネタは古いネタが増え、よりマニアックに。 トロフィー・実績の中には「石像の洞窟」関連の物もあるため、コンプリートするには避けて通れなくなった。やりこみプレイの範囲内なので必須ではないのが救いか。 様々な機種で発売されているが、データ引継ぎ機能やクロスセーブ機能が無い。やりこみ要素が多い作品だからこそ残念と言える。 plus版を初めてやる人なら気にならないが、DS版を既にやりこんだプレイヤーにとっては気になる点。 図鑑・エキスパート証明書は単なるコレクション要素なのでまだいいが、夜の技・新種道具・白紙に書ける巻物リストといったダンジョンの進行を有利にする要素を集め直さないといけないのは面倒な点。 セーブテータが複数保存できるようになったが、同一アカウント且つ2種類のセーブデータを使った救助はパスワードにしか対応していない。 そのため、自分で自分の救助を行いたい場合は各種パスワードを使っていちいち入力するしかない。別の風来日記として指定できれば問題はなかったのだが。 過去シリーズでは限定的ではあるが『ポケモン不思議のダンジョン 青の救助隊・赤の救助隊』ではダブルスロット機能で「赤の救助隊」と「青の救助隊」の相互によるセーブデータによる救助が実現していた。 総評(plus) UIの改善やダンジョンの追加によって、DS版よりもさらに奥深く遊べるゲームになっている。 DS版から劣化した要素もほぼないので、今から遊びたい方はplus版の方がお勧めである。 その後の展開 2023年9月15日に約13年ぶりのナンバリング最新作『不思議のダンジョン 風来のシレン6 とぐろ島探検録』が発表された。対応機種はSwitchで、2024年1月25日に発売された。 後発のSwitch/Steam版が好評だった事が背中を押したようで、「新作の壺」のメッセージが実現することになった。
https://w.atwiki.jp/pds_pokedun2/pages/7.html
動画(youtube) @wikiのwikiモードでは #video(動画のURL) と入力することで、動画を貼り付けることが出来ます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_209_ja.html また動画のURLはYoutubeのURLをご利用ください。 =>http //www.youtube.com/ たとえば、#video(http //youtube.com/watch?v=kTV1CcS53JQ)と入力すると以下のように表示されます。
https://w.atwiki.jp/pds_pokedun2/pages/10.html
コメントプラグイン @wikiのwikiモードでは #comment() と入力することでコメントフォームを簡単に作成することができます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_60_ja.html たとえば、#comment() と入力すると以下のように表示されます。 名前 コメント